中国・広東省深圳で起きた日本人学校児童刺殺事件。むごすぎる。悲しすぎる。6月の蘇州・日本人学校児童を襲った事件しかり。
北京と上海の日本人学校の前身である”日本人学童補習校”の出身である私としては、児童のご両親の気持ちを考えるとつらく、ただただお子さんの冥福を祈るばかり。
日中両国の国交回復前後、小学生だった私は北京の中国人学校に通っていた。教科書には戦前の両国についての記述が多くあった。そんな中、ある日の授業で担任の先生が「教科書を閉じてください。私たちの国には不幸な時代がありました。でも今は、このクラスに加山同学がいます。皆さんと一緒に勉強しています。これから両国はどんどん仲良くしていかなければなりません。」と一生懸命に語ったのを覚えている。そんな先生の想いを無にするような痛ましい事件。つらい。
事件を受けて発せられた、中国政府報道官の「どこの国でも起こりえる」の言葉に憤りを感じる。
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