実力派シンガーの3枚
「監獄ロック」(ビクター・1970年)
和田アキ子の若かりし頃のアルバム発見。もうジャケ買いでした(笑)
デビューして2枚目のアルバムのようです。1960年代のアメリカン・ポップスがずらり。プレスリー、ポール・アンカ、リトル・リチャードなどの名曲をカバー。新人なのにアメリカンポップスの名曲を任されるほど、アッコのボーカリストとしての素質を見込まれていたのでしょうね。
監獄ロック、ハートブレイクホテル、ダイアナ、ビーバップルーラ、カンサス・シティー、ヴィーナス、ジェニー・ジェニー、恋の日記、ルシア などなど。
あの時代のミディアムテンポの心地よいシンプルなメロディに、若かりし和田アッコの日本人離れした伸びのある歌声がカッコいいです。
「これから始まるなにか」(ワーナーパイオニア・1972年)
これまたのびのび歌ってるな〜
A面の邦楽カバーよりもB面の洋楽カバーの方がなおさらそう感じる。なんでかなとググってみたら、アメリカでの活動の方が充実していたんだね。ショービジネスの世界で大成功を収めて、そしてやっと北国行きでで日本でのヒット。それでもアメリカを行き来して。
実力勝負のアメリカと、ヒット曲勝負の日本の狭間で悩んでいたとも。
別れの朝(ペドロ&カプリシャス)、また逢う日まで(尾崎紀世彦)、終着駅(奥村チヨ)、誰も知らない(伊東ゆかり)
スーパースター(カーペンターズ)、明日に架ける橋(サイモン&ガーファンクル)、トライ・ア・リトル・テンダーネス(スリー・ドッグ・ナイト)、デライラ(トムジョーンズ)、ダイアモンドは永遠に(007)などなど。
「BEST16」(コロムビア・1977年)
先日ね、テレビのBSでちあきなおみの特集をやっていて、何気なく見ていたら「喝采」がズン!と響いてきてね。「四つのお願い」なんて胸キュン!になるし。
子供の頃にはわからなかった良さが、この歳になってわかる・・・とでもいうのかな。
素敵すぎる、ちあきなおみ