ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/08/07 「アーティスト」

2014-08-07 00:00:00 | 日記
アーティスト(2011年仏)

ジョージ・ヴァレンティン 映画スター
ペピー・ミラー エキストラ女優
クリフトン ジョージの運転手(ジェームズ・クロムウェル)
社長 (ジョン・グッドマン)
ドリス ジョージの妻(ペネロープ・アン・ミラー)
エキストラの男 (マルコム・マクドウェル)
ペピーの使用人 (エド・ローター)

 サイレント映画の時代。
人気俳優ジョージは、エキストラのペピーを見出だし、可愛がる。
時代はトーキーになり、
映画会社はジョージにもトーキー作品を求めるが、彼はサイレントにこだわって拒否。
自主制作でサイレント映画を作るが、不況も相まって不入り。
一方、主役に上り詰めたペピーのトーキー作は大ヒット。人気女優となる。
仕事を失ったジョージは、家財道具やコレクションを売り払う。
さらにフィルムも焼き払い、煙にまかれて倒れていた所を助けられる。
ペピーは彼を引き取り、共演の企画を持ちかける。
ジョージはコレクションを買い取ったのもペピーだと知り、
逆にプライドを傷つけられる。
燃えた家で自殺しようとするジョージだったが、
かけつけたペピーは、あなたの役に立ちたかっただけだと言う。
過去の男の声など誰も聞きたがらないと言うジョージだが、
ペピーは2人がダンスを踊る企画を考える。
これには映画会社も気に入り、撮影が開始するのだった。

 と言う訳で、サイレントからトーキー時代を描いたアカデミー受賞作。
サイレント映画の人気スタージョージは、エキストラの女性ペピーを見出す。
時代はトーキーとなるが、ジョージはサイレントにこだわり仕事が得られなくなる。
一方、ペピーは人気女優となると言う訳。
。。と言う話を白黒サイレント映画で描く。
トーキー初期のバタバタは雨に唄えばで描かれた事があるし
物語の全体の流れはスター誕生を思わせる。
いわば映画史上に残る2作をうまくブレンドした感じで、
(どのスター誕生?と言う話はあるが)
昔のサイレントみたいなテンポの悪さもない。
現代にサイレント映画をと言う発想の人は時々現れるが、うまくまとまってます。
コメント
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