損保ジャパン・グループで長年主導的地位にあったSOMPO ホールディングス櫻田会長が退任するとのことだ。
損保ジャパンと言えば中古車販売大手のビッグモーター社との不適切な関わりが以前から指摘されており去年9月には事業会社損保ジャパンの白川社長辞任会見が行われていた。(当ブログ23.09.08付参照)
ビッグモーター社の不正行為を認識したうえで同社との取引を再開した損保ジャパンの悪質性に鑑みとても事業会社社長だけの辞任では済まない、と思ったものだがその場に同席していた持ち株会社の櫻田会長は「今の時点では(辞任の)可能性はゼロだ」と強弁していた。
時は下り昨日の金融庁の業務改善命令を受け櫻田会長の損保グループからの完全退任が発表された。
氏はかねてより「パーパス経営の伝道者」と紹介されることが多かったがこれまでの氏の行動は「パーパス経営」の根幹をなす倫理性や道徳感とは程遠いものだ。
少なくともあの時点で身を引くべきだったねぇ。
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