伊豆七島への定期航路を有する東海汽船が大変な船舶事故を引き起こした。
一昨年だったか?の知床観光船の転覆事故ほどでもないがほぼ1昼夜小さな船舶で漂流を続け乗客116名を不安の奈落に陥れた東海汽船の責任は大きい。
輸送機関にとって事故の皆無は大きなテーマだがこれがなかなか難しいのはごく最近起きた東海道新幹線の保線作業に起因する全日不通事故からも明らかだ。
話を東海汽船事故に戻そう。
東海汽船はこのような事故を発生は已む無しとしてもその後のリカバリー(と乗客対応)をどの程度訓練してきたのだろうか?
事故船舶は高速ジェット船、何もなければ快適なのだが一旦事故が起きると船体が軽いため波浪の影響を受けやすい。
その特殊な環境の下で曳航訓練などをやっていたのだろうか?
やっていたとすれば昨日、今日の不手際はあまりにもお粗末だ。
やってなかったとすれば危機管理対応がまるで出来ていなかったということだ。
何事も過信は禁物であり「後悔先に立たず」なのだ。