ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

TSUNAMI―ツナミ―

2010-09-16 17:13:14 | た行
メガ津波もすごいけど
ダメ~な感じのソル・ギョングがよかったなぁ。

「TSUNAMI―ツナミ―」68点★★☆


巨大津波=メガ津波に襲われる人々を描く
韓国発の災害パニック映画です。


「デイ・アフター・トゥモロー」「パーフェクトストーム」の
CGプロデューサーが
水のパートを担当したそうで
津波映像は確かにハリウッドに迫る迫力。


数組の人々のエピソードによる「嵐の前の静けさ」描写から
大災害へと流れる展開も
ディザスタームービーの定石に乗っ取った
それらしい作品でした。


キモである
メガ津波が始まるまでが長いんですが(笑)


まあそのなかで
災害映画であることを忘れてしまうような
カップルのドタバタ劇や
家族ドラマがあったり

災害中にも「クスッ」としてしまう
コミカルなシーンがあったり


やはりハリウッドではちょっと味わえない
韓国らしさがあっておかしい。


元漁師のマンソク(ソル・ギョング)と
幼なじみのヨニ(ハ・ジウォン)のエピソードは
ここだけ取り出してもいいんじゃない?ってな
けっこういい人間ドラマになってました。

ソル・ギョングって


モテキの島田役・新井浩文さんにちょっと似てて
いいよねえ。

発売中の「週刊朝日」(9/24号)ツウの一見で
津波研究者の今村文彦教授(東北大学)に

「メガ津波はあり得るのか?」という
お話聞いてます。

この映画、専門家から見てもむちゃくちゃ
リアルだったそうですよ。


★9/25から新宿バルト9ほか全国で公開。

「TSUNAMI―ツナミ―」公式サイト
コメント (2)
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