「身元不明」から改題し、
無事公開となったサスペンスアクション。
おもしろかったので
公開されて、よかったよかった。
「アンノウン」77点★★★★
植物学者のマーティン博士(リーアム・ニーソン)は
美しい妻リズ(ジャニュアリー・ジョーンズ)と共に
学会出席のため
ベルリンにやってくる。
しかし到着早々、マーティンは
あるトラブルに巻き込まれ
目覚めると、病院のベッドの上だった。
しかも
パスポートもなければ、所持品もなく、
記憶も曖昧。
なんとか妻のもとに駆け付けた彼に
妻は一言。
「え?どなたですか?」
……!!
いったいどういうことなのか?
混乱したマーティンは
自分を最後に乗せたタクシー運転手
ジーナ(ダイアン・クルーガー)に
助けを求めるが―――?
異国でひとりぼっちになり、
妻にも「誰?」と言われてしまう主人公。
自分が自分であるという
証明ができない不安感と恐怖、
そら恐ろしいシチュエーションに引き込まれていると、
さらに意外な展開に……!
と、
けっこう二転三転に慣れた
すれたサスペンス好きをも裏切ってくれる
よく出来た話でした。
脚本もおもしろいけど
やはりここは
リーアム・ニーソン主演が大正解。
この人が出るだけで
映画がワンランク上になる!
知的な風貌ながら
絶対的な信念を感じさせるアクションは
「96時間」に通じるものがあります。
まあ
自分を「知らない」とのたまう妻を
それでも味方だ、と
絶対的に信じる主人公には「?」でしたが、
それにも理由があるようで……。
久々に翻弄される
楽しさを味わいました。
★5/7から新宿ピカデリーほか全国で公開。
「アンノウン」公式サイト