ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

2018-08-01 23:55:48 | ま行

 

トムさ~ん!体張りすぎや!(笑)

 

「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」70点★★★★

 

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IMFのエージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)は

仲間たちと盗まれた3つのプルトニウムを回収する任務を遂行していた。

 

だが、仲間の命が危険にさらされたことで

イーサンは任務に失敗。悪党たちにプルトニウムを奪われてしまう。

 

イーサンは改めてプルトニウムを奪還し、

世界複数都市での同時爆破を防ぐミッションを受ける。

 

だが、この事件にはイーサンの想像を超える

複雑な事情が絡み合っていた――。

 

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主演トム・クルーズ(56歳)(!)が

スタントなしのアクションの数々に挑み、

ガチでどこまでやれるか――?!が、完全に見どころにシフトしているシリーズ6作目。

 

第一作が96年ですから、うわ、もう22年?!

トムさんの熱量に暑さも吹き飛びます、マジで。

 

「ゴースト・プロトコル」(11年)のドバイ・タワーやら

「ローグ・ネイション」(15年)の冒頭のジェット機やらのインパクトがでかすぎたので、

それに比べると、アクションがちょっと小ぶりかなーとも思ってしまうんですが

 

いやいや、ラスト30分のヘリシーンはやはりすごかった。

 

「世界を終わらせる」悪党が仕掛ける

タイムリミット感も、かなりのもので

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ならぬ

「え? 世界終わった?」なハラハラを味わいました。

 

エージェントとしてのトムさんのおもしろさは、

ピンチにおける行動が、かなり行き当たりばったりな雑さと

しかしそれが「実は計算してた?」な、緻密なオチに転換したりするところ。

 

どっちかわからん!な感じが、とらえどころのなさと、人間くさい味になる。

 

今回はそんな彼のキャラと人情味が全面に出ていて、そこは好きなんだけど

スパイものの展開としては微妙なところ。

 

だって敵は大事な仲間や、愛する身内を人質にすればいいんだもの。

そういう意味では、最近のシリーズで築かれてきた「仲間感」を逆手に取られ、

うーん、やや古典的かなあ・・・・・・という感じもした。

サイモン・ペッグの笑いパートも、もっとあってよかった。

それでも、やっぱり見応えはあるんですよねえ。

 

 

それに007シリーズはいつも主演が誰かにヤキモキするけど

これに関しては、トムさん絶対にやめないでしょう。そんな気がする・・・・・・。

この先、どこまで行くのか。

見届けるしかないでしょうねえ。

 

★8/3(金)から全国で公開。

「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」公式サイト

コメント (2)
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