「50/50 フィフティ・フィフティ」監督、やっぱりうま~い!
「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」76点★★★★
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フレッド(セス・ローゲン)は
アブナイ潜入取材もこなすジャーナリスト。
しかし、まっすぐ過ぎる性格が災いし、
現在は失職中だ。
いっぽう、アメリカの国務長官として活躍する
シャーロット(シャーリーズ・セロン)は
才色兼備でパワフルなスーパーウーマン。
国民の好感度も高く、
ついに次期大統領選に出馬することになる。
ある日、二人はパーティーで偶然出会い、
ひょんなことから
フレッドがシャーロットの選挙のスピーチ原稿を書くことになり――?!
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大統領候補のカンペキ女史と
失職中のダメ~な男が
まさかの恋人同士に?というお話。
「50/50 フィフティ・フィフティ」(11年)のジョナサン・レヴィン監督作で
ただのラブコメではなく
次期大統領候補とジャーナリストという設定からも
社会背景に根ざした皮肉やジョークが効いており、
清濁併せのまにゃならない
大人のしょっぱさなども描かれ(大人はつらいよ。泣)
ひだが深いんです。
まずなんたって
シャーリーズ・セロンの完璧な美しさ!
対するセス・ローゲンのキャラクターも
下品&おバカ方面だけに行かず(失礼!)
潔癖な正義感の持ち主という、奥行きがある。
次期大統領候補がクラブでキメる?とか
さすがにあり得ないっしょ?!(笑)な展開も
無理矢理ではなく、自然な笑いでOKにしてくれて
そんななかで
あり得ない!なカップルの行く末が、だんだん
あってよし!いや、こうあってほしい!となっていく。
いちカップルの話に収まらない広がりが
なかなかにおもしろい作品でした。
映画初め、初笑いによろしいかと。
ちなみにタイトル「ロング・ショット」は
「あり得ない大穴」的な意味らしいです。
★1/3(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。
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