ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋

2020-01-03 19:53:41 | ら行

「50/50 フィフティ・フィフティ」監督、やっぱりうま~い!

 

「ロング・ショット  僕と彼女のありえない恋」76点★★★★

 

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フレッド(セス・ローゲン)は

アブナイ潜入取材もこなすジャーナリスト。

しかし、まっすぐ過ぎる性格が災いし、

現在は失職中だ。

 

いっぽう、アメリカの国務長官として活躍する

シャーロット(シャーリーズ・セロン)は

才色兼備でパワフルなスーパーウーマン。

 

国民の好感度も高く、

ついに次期大統領選に出馬することになる。

 

ある日、二人はパーティーで偶然出会い、

ひょんなことから

フレッドがシャーロットの選挙のスピーチ原稿を書くことになり――?!

 

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大統領候補のカンペキ女史と

失職中のダメ~な男が

まさかの恋人同士に?というお話。

 

「50/50 フィフティ・フィフティ」(11年)のジョナサン・レヴィン監督作で

ただのラブコメではなく

次期大統領候補とジャーナリストという設定からも

社会背景に根ざした皮肉やジョークが効いており、

 

清濁併せのまにゃならない

大人のしょっぱさなども描かれ(大人はつらいよ。泣)

ひだが深いんです。

 

 

まずなんたって

シャーリーズ・セロンの完璧な美しさ!

 

対するセス・ローゲンのキャラクターも

下品&おバカ方面だけに行かず(失礼!)

潔癖な正義感の持ち主という、奥行きがある。

 

次期大統領候補がクラブでキメる?とか

さすがにあり得ないっしょ?!(笑)な展開も

無理矢理ではなく、自然な笑いでOKにしてくれて

 

そんななかで

あり得ない!なカップルの行く末が、だんだん

あってよし!いや、こうあってほしい!となっていく。

 

 

いちカップルの話に収まらない広がりが

なかなかにおもしろい作品でした。

 

映画初め、初笑いによろしいかと。

 

ちなみにタイトル「ロング・ショット」は

「あり得ない大穴」的な意味らしいです。

 

★1/3(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。

「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」公式サイト


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