Pコートにフィッシャーマンズセーターに
ジーンズがカワイイ!(観るとこ、ちがーうだろ!)
「フィッシャーマンズ・ソング」70点★★★★
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イギリス南西部コーンウォール地方にある
小さな港町に
音楽業界でヒットを飛ばすプロデューサーのダニー(ダニエル・メイズ)が
友人の結婚式のためにやってくる。
ダニーは友人たちと
港で漁師たちの舟歌を披露するバンドの歌を聴く。
友人たちは
「これは、売れる!ダニー、契約を取ってこい!」と
ダニーをけしかける。
実は友人たちの悪ふざけだったのだが
そんなことは知らず、
少なからず漁師たちの歌に心を動かされたダニーは
漁師たちにレコーディングを持ちかける。
しかし、無骨な漁師たちに鼻であしらわれ――?!
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イギリスの田舎の小さな港町コーンウォールで
舟歌を歌っていた漁師たち。
彼らが、まさかのメジャーデビュー?! で、大ヒット?!という
ミラクルなストーリー。
実話が基だというから、なかなかすごい話です。
港町の風景も、おっさんたちの濃いキャラもいいんですが
音楽映画の割には、意外に「うわー!」っという高揚感がないのと
彼らをメジャーに押し上げる都会のレコード会社のプロデューサーである主人公が
もうひとつパッとしないのが残念(笑)。
コーンウォールというご当地色も満載で
言ってみれば「翔んで埼玉」的なのかもしれないのですが(笑)
異国人にわかりにくいところもあるんですよね。
最初に漁師たちが
「田舎の労働者の歌なんて、お金を出して誰が買うんだ?」と言うとおり、
彼らの歌が「ガツーン!」なヒットとなった流れを
もっと、映画的に盛り上げることはできたんじゃないかな~とは思う。
ただ、それでも
反骨精神に溢れ、一筋縄ではいかない漁師たちが
引き起こすさまざまなトラブルと、
それを操縦しかねる主人公のドタバタは観ていておもしろく
なにより
おっさんたちのフィッシャーマンズセーターにジーンズ、
Pコートの定番コーデに、ごっつ魅了されました。
ええ、この冬はPコートにジーンズで、過ごしてます。
★1/10(金)から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
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