はい、食いしんぼうさん
いらっしゃい。
「朝食、昼食、そして夕食」70点★★★★
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スペイン北西部にある
サンティアゴ・デ・コンポステラの街。
朝の街角で
ストリートミュージシャン(ルイス・トサル)が
音楽を奏で始める。
続いて
カフェで朝食を取る人、
夫と息子に朝食の準備をする人・・・
さまざまな朝の風景が描かれ、
やがて彼らの物語は、少しずつつながっていく――。
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タイトルどおり、
朝、昼、夜の食卓を中心に、10組以上の人々の営みが交互に描かれ、
少しずつ、つながっていく
スペイン=アルゼンチン映画。
出てくる人が多すぎるので
編集が細切れ過ぎるきらいもありますが
107分という長さはまずまずだし、
料理とそれを囲む人という
好きなテーマをセンスよく料理していて楽しめました。
まずは朝食からスタート。
夜遊び帰り(らしき)中年おやじたちがカフェにたむろしたり、
自宅で彼女ために、豪勢な朝ごはんを用意する男性が出てきたり
(トマトにモツァレラチーズに生ハム……とこれがえらく美味しそう!)
さまざまな朝食風景を
「えーと、今朝何か食べたっけ?」と自分に照らしつつ、
ニヤニヤしながら見る。
そこから各人の昼食へと
うまくつながっていく。
さあ昼からワインは当然(笑)
昼食がもっともボリューミーで、
夜はどうなることかと思いきや・・・?!
と、まあ
なかなか楽しいんです、ハイ。
監督はコンポステラ在住のホルヘ・コイラ(42歳)。
これが長編2作目で、
人物設定と場面状況だけ指定し
ほかはすべて俳優たちにお任せの「即興」なんだそう。
それを細かくパズルのように
編集したのかあ。なるほどね。
★4/27(土)から新宿K’sシネマほか全国順次公開。
「朝食、昼食、そして夕食」公式サイト
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