
インドのスパイスって効くねえ・・・


「マダム・マロリーと魔法のスパイス」70点★★★★




**************************
インドの都市ムンバイで
レストランを経営していた料理人一家のカダム一家。

なかでも
次男のハッサン(マニッシュ・ダヤル)は
天才的な味覚を持つ、若き料理人だった。


しかしある事件が起こり、一家はインドを離れ



南フランスのある町でインド料理店を開こうとする。




しかしお向かいには
マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が経営する
ミシュラン1つ星のレストランがあり――?!

**************************
展開がスムーズに行き過ぎな気もするけど、
とにかく見やすい“映画らしい映画”です。
製作にスティーブン・スピルバーグや
かの米トーク番組司会者オプラ・ウィンフリーが名を連ね、
“良質”の香りがプンプン。


そして
裏切りません。


なんといっても「ミリオンダラー・アーム」に続き、
ここでもインドらしさを盛り上げる
音楽担当A.Rラフマーンが大活躍。



ノるねえ、やっぱり。

かつ
ラッセ・ハルストレム監督らしい“上品さ”“上質さ”


損なわない系統の音楽もちゃんと入っていて、
映画自体がまんま映画の題材である
「インドのスパイスと伝統フレンチ(ヨーロッパ)の融合といいとこ取り」ですな。

で。
見終わってどちらが食べたくなったかというと


……あれ?意外にフレンチ?(笑)

★11/1(土)からBukamura ル・シネマほか全国で公開。
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」公式サイト
あと、料理界にとってミシュランの星の数って本当に重要なんですか?作中、星を取るためにシェフをスカウトする動きがあるみたいですけど、これだと星は店ではなくシェフに与えられるものなってしまいますね。
見られる楽しさの反面
ややスラスラと
進みすぎ感は否めませんかね。
スパイス足らずで仏料理に軍配だったのかも(笑)