![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/8a/15134ff63e507331593bd0bb246d47f5.jpg)
これは必見!
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現代社会への
キツい一発になればいい。
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「否定と肯定」79点★★★★
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1996年。
アメリカの大学で教鞭を取る
デボラ・E・リップシュタット(レイチェル・ワイズ)は
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ホロコースト否定論者の
デイヴィッド・アーヴィング(ティモシー・スポール)から
「あなたを名誉毀損で訴える」という通知を受け取る。
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アーヴィングは
「ホロコーストはなかった」と言う歴史学者で
リップシュタットは94年に出した自著で
彼を非難したのだ。
歴史の事実を否定する
こんなアホを
相手にする価値があるのか?
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周囲は止めるのだけれど
悩んだ末、リップシュタットは
裁判で闘うことを選ぶ。
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しかしアーヴィングが選んだのは
イギリスの法廷。
まったく勝手がわからないなか、
ロンドンの弁護団と組んで
リップシュタットの正義の戦いが始まった――。
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これはね、おもしろいですよ。
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ホロコースト否定論者とユダヤ人歴史学者の、
現実にあった法廷対決を描いており、
裁判は2000年に行われ、
あのスピルバーグも裁判費用を応援したそう。
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こんなことが起こっていたなんて
ちゃんと知らなかったので
ホント、驚きでした。
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現代のヘイト問題、ポスト・トゥルース問題に繋がる
重要なキーがたくさんあるので、必見です。
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実在の主人公リップシュタットを演じるのは
演技派レイチェル・ワイズ。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
自身もユダヤ系にルーツを持つリップシュタットは
「ホロコーストはなかった」なんてアホな歴史学者アーヴィングを
許せるわけはなく、裁判を決意する。
リップシュタット女史が
情熱と信念にまっすぐな
“正しき人”
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しかし、
それゆえ彼女は
「本人は一切、反論しちゃダメ」とか
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「ホロコースト経験者に証言させるのはダメ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_lose_m.gif)
ちょっと変わった裁判方針に納得できない。
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そんな彼女が起こす行動が
すべてをぶちこわしにするんじゃないか?!
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もしや、最後に覆されるかも?!
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かなりヒヤヒヤさせられました(苦笑)。
正しいはずの主人公に
感情移入しにくくする作りも挑戦的というか、おもしろいなあと。
それにね、すごく響いたところがあるんです。
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「この裁判に協力して欲しい」と
在イギリスのユダヤ人団体を訪ねた彼女は
「否定論者なんて、まともにとりあうべきじゃないよ
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当事者である彼らからも言われてしまう。
でも、そこで彼女は
「書かれつつある歴史には、みんなで参加すべき!
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この言葉、心にカーン!
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いま、こうしてる瞬間にも
重要な歴史が動いている。
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それを、ボーッと見ていたり
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あとになって「あれはよくなかった」とか言ってもダメでしょ、と
彼女の壮絶な戦いは
教えてくれるのです。
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「否認や嫌悪することも権利だ」なんていう人の根底にあるのは、
結局、差別思想なんだ、とも
よーく教えてくれている。
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おなじみ「AERA」にて、
原作者にして主人公であるデボラ・E・リップシュタットさんへの取材が叶い
本当に、素晴らしい方で感激しました。
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まさに現代の「ポスト・トゥルース」を先駆けて経験してしまった彼女が
それとどう闘ったのか?
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この現状をどう思っているのか?
充実のインタビューになったと思います。
掲載は少し先の
12/25発売号くらいになりそうですが(「ホロコースト映画特集」に組み込まれます)
ぜひ、映画を先に楽しみつつ
読んでいただければと思います。
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★12/8(金)からTOHOシネマズ シャンテほかで全国で公開。
「否定と肯定」公式サイト
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