前回は「よく考えるなあ」と
意外に感心したんですけどねえ。
「ライアーゲーム -再生-」38点★★☆
大学を卒業したばかりの篠宮 優(多部未華子)のもとに
いきなり1通の招待状と、現金1億円が届く。
それは人を騙すことで、自分の金を増やす
「ライアーゲーム」の招待状だった。
優は大学の教授、秋山(松田翔太)に助けを求める。
そして二人は否応なく
ライアーゲームに参加することになるが――?!
戸田恵梨香主演の前作から2年後、
新たなゲームが始まるところから物語はスタート。
前回は「こういう話作る人って、よく頭がカタカタとまわるよなあ」と感心したけど、
今回のネタはうーん、ちょっと物足りなかった。
ネタは「イス取りゲーム」というゲームで
会場内にあるイスを探して座り、座れなかった人は脱落……というもの。
しかし、ただイス取るんじゃダメで勝利には作戦が必要――という展開は
「ああ、自分じゃ考えられないな」と
確かに思わされるんだけど
正直、2時間引っ張れるほど見栄えのする話じゃない。
なので、間が長すぎ。
ゲームに参加する豪華キャストたちの
奇抜な服装と、過剰な芝居は了解済みなんですが、
それでも芝居がしつこく感じてしまう。
まあ一番の厳しさは
ヒロインの多部未華子に華が無さすぎなことでしょうかねえ
(え、それを言っちゃう?!苦笑)
前作と同様、松田翔太の存在感はピカイチで
まさに彼がいないと成り立たないけど、
それでも彼だけで211分引っ張るのはキツイわな。
さらに作品のオチの方向性も
「このご時世だし、まあ、ね」とは思うんですが
こういう映画に、観客はそんなものを求めてきているのだろうか。
★3/3(土)から全国で公開。
「ライアーゲーム -再生-」公式サイト
ライアーゲームも出ないのかと思っていましたが、ラッキーです。番長の低評価に期待して観に行こうかと思います。
ただ、多部ちゃんってあんまり評価していない女優さんですけど。
ドラマ「刑事ワンコ」の
ゴスロリファッションは
よく似合ってたんですけどね。
この作品は、最後は正直者が勝つような展開ですよね。番長のご指摘の通りあの終わり方はないんじゃないの、と言いたいです。キツイ言い方をすれば3・11以降のスローガンみたいで逆に白々しい。
多部ちゃん起用も脇役の濃い人たちに対する中和剤のような。一生懸命はわかるんですけど。また、愛菜ちゃん必要でした?彼女目当てで来る観客などこの作品ではいないと思いますよ。
最後の突っ込みです。ルールでは多部ちゃんは-1億円ではないかな~。
評価 フジの映画っていつもレンタルで済ませていましたが、やはりわざわざスクリーンは必要なかった。松田君が出てなきゃランクFだったかも。あと、ヒミズを除いて番長と評価が余り違わないのは気のせいでしょうか。
ないのではないでしょうか(笑)
特にこのところ
評価、すこぶる
一致していると思います。