福音歳時記 主の公現 前晩の祈り(Vesperae)
キリストの降臨恐るヘロデ王 天の御国を賜ふるかたは 滅びの国を奪うことなし
聖グレゴリオの家、献身者の集いのために来日されたベネディクト会ハヴィエル神父の司式「主の公現」前晩の祈り(Vesperae)に参列しました。はじめの祈り(deus in adjutorium intende)、賛歌(Hostis Herodes impie) 、詩編唱和、神の言葉、マニフィカト、AntiphonaAdmonitu Magi)、共同祈願、主の祈り(Pater Noster)、結び(Benedicamus Domino)の順番で、福音書朗読と共同祈願は日本語で、あとはグレゴリオ聖歌で歌います。
賛歌 Hostis Herodes impie の歌詞が福音の精神をよく表しているので、その日本語訳を以下に記します。
1 残酷なヘロデ王、キリストの来臨をなぜ恐れるのか。天の王を与ふる御方、死すべき国を奪うことなきに。
2 博士達は、見たる星に導かれ、その光によって光を探し、贈り物もて神を讃へむ。
3清い流れの河のほとりに天の子羊は立ちたまふ、罪を犯さぬ身にてありながら人の罪を引き受けたまふ
4 新しい力の不思議、主が一言のたまへば、水は葡萄酒に変わり、主は御栄えを現したまふ
5 諸国の民に現れ、イエス御身に栄えあれ、父と聖なる御霊にも、世々永久に、アーメン。
Youtube にもこのグレゴリオ聖歌がアップされていますので、それを参照します。
Hostis Herodes | Canto Gregoriano | Gregorian Chant