世界史で”エジプト文明はナイル川が氾濫することによって肥沃な土地をもたらし、文明が開けた”と習った覚えがある。
文明が開けきった現代は、川が大暴れすることによって不便になり、電気・水道のありがたみを切に感じる。
9日(金曜日)午後、我が家から約1km上流の崩落現場。
自衛隊等の協力もあって急ピッチで復旧工事が行われている。あと数日で通行できるようになるだろう。
崩落現場より更に上流の橋桁。
子供達が小学生の頃、毎週末ここで泳ぎ、飛び込んでいたところ。
大きな石がゴロゴロと流されてきているし、木もひっかかっている。おまけに上から見る限りでも流れが変わっているのがわかる。
「ここで泳ぐの怖いやろうなぁ・・・」と長女が言う。
我が家より下流の様子。
河原の至る所に根こそぎ引き抜かれたような木が横たわっている。
時間が経つにつれて被害状況がわかってきたところがある。
友人が写メで送ってきてくれた。
4日午後5時の中辺路町滝尻。赤いのは橋の欄干。
写っていないが、橋の左側に”あぶり鮎”のみずもとさんのお店がある。
うわさでは、1,5m浸水したとか言われている。
昨日の地方紙では、ご主人が掃除におわれているところが写真入りで載っていた。
一雨きたら、崩れる可能性のある危険な箇所がいくつもみつかっている。
特に危険な1つが釜場から1~2km下流。さっき前を走ったら金沢ナンバーの国土交通の車が道ばたに駐められて、近くには監視カメラが山をにらみつけていた。
これ以上の大きな被害が起きないことを願うばかりである。