炭を置かせてもらっている道の駅の目玉商品の1つに”麦あめ”があった。
製作者は70~80代のおばちゃんたちで諸々の理由で作れなくなって、ここ2年ほど店に並ぶことはなかった。
昔懐かしの素朴な味で田舎らしい店の顔にもなりそうな商品だった。
売れ行きはボチボチではあるけれど確実に売れてるし、このまま無くなってしまうのは寂しくて、できれば誰か引き継いでおくべきだと思っていた。
「最悪は、私がやろう!」半ば覚悟して話を持ちかけてみたら、案の定、言い出しっぺの私に戻ってきてしまった。
せっかくだし、作り方を伝授してもらうことにした。
去る12月7日、道の駅の建物内にある加工室で私ともう一人が弟子入り。
材料は、おばちゃんが用意してくれていた。
砂糖と水飴を火にかけて煮とかす。
沸騰させて、泡の大きさの変化を見て火から下ろすタイミングをつかむ。
火からおろした水飴を一気にはったい粉の入ったボールに流し込んで素早く混ぜる。
冷めてくると水飴が堅くなってくるので、一気にやってても後半はかなり力がいるようになる。
ひとまとめにして、まな板の上で整形する。
一口サイズに切って、はったい粉の入ったボールに入れて、ひっつかないように粉をまぶす。
冷めてから、シールを貼った袋に入れて封をして、値札をつけて完成
200g入って、300円。店頭に並べてもらった。
約20袋できたのはボツボツ売れている。2週間経った昨日残るところ3袋だった。
さて、話が持ち上がったときは「どうぞ、作ってください」と言っていたおばちゃん、後継者となるつもりでいた私。
久々に伝授がてら作ったのを機にやる気が出たようで、おばちゃんが正月にむけて「年内にもう1回作る!」とのたまった
いやーーー、やる気になってくれて良かった、良かった
おばちゃんの味、復活 バンザーイ