叔母の歌集から・・・
1冊目から7年後に自費出版した2冊目に、気になる歌が2首あった。
『…雪の夜の民話…』、『…母より聞きし民話…』
やっぱり おばあちゃんは、お話を語ってたかも
私が幼稚園児だったころ、妹が入院して祖母が手伝いに来てくれた。
1週間ほど泊まっていて、私の相手をするのに、一緒に童謡を歌っている記憶は残っている。
その合間に手遊びもあったような…? かすかにそんな覚えがある。
さかのぼって1歳ごろ、妹が生まれる前後1ヶ月間、母は自宅で、私が母の実家にあずけられていた。
もしかしてその時、お話してくれていたかも
気になって、叔母に電話して聞いてみた。
「夜、寝床で姉妹を両脇に寝かしつけながら、『鶴の恩返し』やキツネに化かされた話などをしてくれた。」
私の母は、ほぼ末っ子で、この”姉妹”の中に母はいない。
母の1つ上の姉が生まれた直後くらいのころだそうで、叔母が小学校の低学年くらいだと思われる。
「(叔母の)祖父からは、肩たたきをするときに、お話をしてくれてなぁ…自身がキツネにだまされて『あの時は恐ろしかった~』って言ってた」と。
叔母は、ちょっと懐かしそうに話をしてくれた。
体力もなくなってきているそうで、疲れてはいけないと思って、それ以上は聞けなかった。
もっと早くにそんな話を聞けてたら良かったなぁ…
読書を趣味と言えなかった私が、今、昔話とか再話に関わっているのは、根っこがあったのではないか そんな気がする