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炭焼き母ちゃんの奮闘記
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復興に向けて

2011-10-11 21:54:54 | 日記・エッセイ・コラム

紀伊半島豪雨から1ヶ月と1週間。
ここ鮎川では例年通り、9日宵、10日にお祭りがあった。
紀南各地でも祭りがあったようだし、隣の小・中学校で運動会が行われ、十津川でも村民手作りの運動会が開かれたそうだ。
先日の地方紙では、各地の被災直後と復旧の状況を並べたカラー写真が載っていた。
人間ってすごいなぁ・・・と思いながらしばらく写真を見入っていた。

もちろん、家には戻れず先のメドも立てられない状況の人はまだまだいるようだ。

昨年はこの3連休に”あぶり鮎”をつくっていた”みずもと”さん。
中辺路の土砂崩れによって浸水。
今年はそれどころではない状況。
http://homepage3.nifty.com/ayu-takijiriouji/2011-9.htm

先週、ヨッシーの妹さんと会えて話を聞いたところ、「熊野古道を歩きに来る人のために、せめてジュースだけでも出せるようにしたい」と言っていたそうだ。
道も開通したことだし、浸水しないように川の整備をやってもらって、一日も早く、店が開けられることを願う。
反面、彼女(ヨッシーの妹)や私にしたら、「歩きに来るって!今この状況で?!」って口をそろえて言ってしまった(^_^;)
よーく考えれば、観光が大きな売り物である紀伊半島、来てもらってなんぼ、なのだ。
紅葉までには何とかしたい!
その気持ちがまた復興に向けて大切なのかもしれない。

そんなこんなしているところへ今日、本宮川湯温泉、”川湯みどりや”さんからTELがあった。
土産物売り場に”梅のタネの炭”や”俵炭”、”備長炭”を置かせてもらっている。http://www.urashimachain.co.jp/sansui/

川湯温泉も浸水被害が大きく、10月半ばに開店だろうと言っていたのが、どうにか3連休前に間に合ったそうだ。
思わず「それは良かったですね。おめでとうございます。」と明るく言ったら、
「でも・・・お客様が・・・」
「・・・(-_-;)」 返す言葉が無かった。

10月後半から11月、紀伊半島は紅葉の季節。
「熊野古道を歩くにはぴったり!是非とも来て下さいm(_ _)m」と言えるように、道路等の整備が急ピッチで進められている。
観光事業関係者には死活問題となる。

この半年間、東日本大震災後テレビで取り上げられていた東北の観光地の状況。
こちらの規模はかなり小さいだろうけれど、似たようなものだろう。
東北地方の大変さをあらためて思う。
復興に向けて、まだまだ遠い道のり。
簡単に”復興”なんて言葉でまとめられない。
でも、進まなきゃぁ、何も始まらない。小さくてもいいから、一歩ずつ。


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