25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

べっぴんさん

2016年11月25日 | 映画

 朝ドラの「べっぴんさん」も毎日楽しみに見ている。戦争が終わってから1年、2年ほどのところが長く続いている。戦後の闇市の世界が描かれ、生きていくために自分たちのできることに必死になる主人公やその仲間たち。姉の苦悩、頑張りぬくその夫。帰還が遅くなり、世の変わり様に苦悶する主人公の夫。

 坂東営業部をレナウンからレナウンダーバンと事業を拡大していく親たちがいる一方で主人公たちは子供服に特化したブランド「ファミリア」をつくりあげていくのだろう。子供服のファミリア製品は今も高級ブランドでデパートなどで売っている。しかしながら今の時代ではお金持ちでないとなかなか手がだしにくいものだろう。子供の成長は早い。二年と着れない服をファミリアのものだけというわけにはいかない。入園式な七五三など特別な日のためにおじいさんやおばあさんがランドセル同様プレゼントするのかもしれない。

 「ととねえちゃん」は「暮らしの手帳」、「まっさん」はニッカウィスキー。この頃、事業成功物語が朝ドラで続く。「山崎蒸留所」も「余市蒸留所」も見学予約でいっぱいである。そしてどちらのウイスキーもなかなか手に入りにくい。スーパーへ行って、ぱっと買えない。品切れなのである。

 サントリーはスコットランドの蒸留所を買収もいくつも買収した。ニッカのアサヒもジャックダニエルなどを買収している。日本勢はウイスキー産業の今や中核になっている。

 まだデフレの傾向になっている。円安で輸出企業は為替差で儲けるが、その分給料に反映しない。設備投資も微弱である。一般消費者は不安な将来のために節約志向となっている。ダーバンもファミリアも今は苦しいのかもしれない。デパートの様子で日本の消費傾向がわかる。

「べっぴんさん」はどの時代まで描くのだろうか。バブルまでか、バブル崩壊までか。そんなことも楽しみである。

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