エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

昼の月

2012年10月11日 | ポエム
昼の月は秋の季語である。
澄み渡った空に、月が浮かぶ。
澄んだ分、月が鮮明に見えると言うわけである。







「澄み渡る鮮やかに尚昼の月」







月の少し右下を飛行機が駆けていった。
秋の片仮名のような雲に躓かないように・・・と願う。

月と言ったら、ススキである。
お月見には、ススキが付き物である。

部屋の中から、月を眺める。
その月にススキが懸かる。

日本的な眺めである。
出来れば壁は土壁であって欲しい。







「夢うつつゆらりゆれたるすすきかな」







昼の月にススキ。
誠に結構!
である。



      荒 野人