エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

箱根・仙石原のススキ

2012年10月23日 | ポエム
今日は悪天候である。
突風、いきなりの気温の降下などが予報されている。
外出時は注意したいものである。

さて、ある日思い立って箱根に向かった。
薄野を見るためである。



ウイークデーの午後とは言え、ススキ見物の人の波は凄いものであった。
あと二週間もすれば、ススキの穂は枯れ、絮になって飛び始めるだろう。



見頃の最盛期である。
白銀の穂波が続く。







「ススキ野の白髪千丈西陽かな」



「白銀の輝ける野のすすきかな」







箱根の見頃は、あと少しである。
とりわけ西日で輝くススキの穂は、えも言われぬ美しさである。



白銀に輝く穂に、ぼくは恋した。
そうした力を持つ自然の賜物が「ススキ」である。



     荒 野人