エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

箒木草と杜鵑草

2012年10月28日 | ポエム
箒木草・・・ははき草である。
種子は陸キャビア、トンブリである。

トンブリは、大好物である。
トンブリにたっぷりのオカカを載せ、マヨネーズで和える。
これだけで、ご飯が進む。

噛み応えのプリプリ感が良い。







「胸の内燃ゆるが如くはは木草」



「ほととぎす戯れおれば舌を出し」








杜鵑草・・・ほととぎすである。
鳥のホトトギスは「時鳥」と書く。

名前は同じだけれど、似て非なるものである。
植物vs動物である。

生垣を注意して見れば、桜紅葉の褥(しとね)になっている。







「生垣をしとねと落つる桜落葉」







もちろん大地も、桜紅葉の「終の棲家」である。
秋が深まってくる。
いまや中秋から、晩秋へと歩を進めつつある。

黄葉が徐徐に平地へと降りてくる。
晩秋が待ち遠しいではないか。



        荒 野人