エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

再び秋の薔薇

2012年10月18日 | ポエム
林の中を、そっと歩いていくと秋の日差しがより柔らかく注いでくる。
自然は、そうしたものだ。



秋のオゾンは優しく肌に沁みる。







「秋の薔薇畳み込み置く熱き思慕」







秋薔薇は薫りが際立つ・・・と説明員。
確かにそうだ。

種によっては、その花を通り過ぎるだけで噎せかえる。







「秋薔薇のすまじきものや人の恋」







彫刻が何故かマッチしていて寂しさが押し寄せる。
寂寥感が、しかし心地良い。

薔薇はやはり貴婦人である。



     荒 野人