エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

桜紅葉とエノコロ

2012年10月16日 | ポエム
桜紅葉とエノコロが見頃である。

桜の葉は見事に黄葉している。
エノコロはネコジャラシである。
エノコロの枯れ具合が宜しいのだ。







「えのころやじゃれつきもせず眠り猫」







もう少し経てば、草モミジに溶け込んでくれる。
草紅葉の名所は、日光戦場ヶ原であると堅く信じこんでいる荒野人である。







「さくら紅葉いつの間にやら散りにけり」







桜の葉は、見事な季節の演出者である。
四季を通じて季語になる花卉である。

かてて加えて「散り際」の見事さが沁みるのである。



        荒 野人