本日は、先週雨で流れてしまったリンゴの摘果体験に再チャレンジ!
Kちゃんファミリーと参加してきました。
数日前の天気予報とは大違い、見事な晴天と涼やかな風が吹く最高の天気でした。
見てください、この前まで花を咲かせていたリンゴの木には小さいながらももう実がなっています。
作業内容は、はさみを使って、このいくつも集まってなっているリンゴの実の中から一番大きなものを残して、他を切り落としていくものです。
◆before
◆after
この作業を終えたあとでもまだかなり実の数があるので、そこからは今度はプロが登場して、最終的に残す実を選んでいくのです。
つまり、私達が食べているリンゴの実は、こうして選別に選別を重ねた中から選ばれた優秀で運がいいリンゴの実なんですよ。
そして、もちろんこの摘果を含め、作業はすべて農家の方の手作業。今日初めて体験してみて、その大変さを知りました。
(3時間で5,6本の木の下のほうだけ完了しました)
リンゴ1個が高いか安いかはともかく、1個1個に感謝をして食べなければ、農家の方にもリンゴにも悪いことを改めて感じました。
作業は、調子に乗ってくるとパキッって切って、ボトッと落ちる。パキッ、ボトッ、パキッ、ボトッで軽快に進んでいき、気持ちいいですが、ときどき同じくらいの大きさの実が並んでいて、どちらを残すか迷ってしまうことがありました。
さて、こちらのリンゴ畑のご主人とは、偶然にも私の笛を通じてお知り合いになることができたのですが、作業をしながらもいろいろとお話をしていただきました。
その中で一番心に残っている言葉は、
「自分のつくるリンゴの美味しさは誰にも負けない」
その気持ちでやっているという気迫でした。
春から、いやその前の年から手塩にかけて育て世話をしてきたリンゴの木は、それこそ子供のように思っているかもしれません。そんな大事なものを私達にも触れさせて任せて頂けるのですから、強い気持ちを持ちながらも、寛容な気持ちも持っていなければできないと思いました。
ねずみやもぐら、カラスに様々な病気、そして近年の異常気象。リンゴがしっかりと成熟して出荷するまでの障害とか不安要素は数えたらきりがありません。とりわけ気象だけは人の力だけではどうにもなりません。
そんな状況の中でも、「誰にも負けない」ものを作るために労を惜しまない。
季節に追われる作業、今日やるべき仕事を全力でやる。
繰り返しになりますが、大自然を相手にする農業は、強い気持ちと寛容な気持ちが必要だと思います。
決められた期日に決められた仕様と品質のアウトプットを求められることが常識な他の産業と比べ、農家の方には「人事を尽くして天命を待つ」といった心の広さを持っているのかなと、本日の作業を通して実感したのでした。
さて、後は秋の作業、そして収穫もお手伝いし、年末には自分が関わったリンゴを丸かじりすることが夢です。
Kちゃんファミリーと参加してきました。
数日前の天気予報とは大違い、見事な晴天と涼やかな風が吹く最高の天気でした。
見てください、この前まで花を咲かせていたリンゴの木には小さいながらももう実がなっています。
作業内容は、はさみを使って、このいくつも集まってなっているリンゴの実の中から一番大きなものを残して、他を切り落としていくものです。
◆before
◆after
この作業を終えたあとでもまだかなり実の数があるので、そこからは今度はプロが登場して、最終的に残す実を選んでいくのです。
つまり、私達が食べているリンゴの実は、こうして選別に選別を重ねた中から選ばれた優秀で運がいいリンゴの実なんですよ。
そして、もちろんこの摘果を含め、作業はすべて農家の方の手作業。今日初めて体験してみて、その大変さを知りました。
(3時間で5,6本の木の下のほうだけ完了しました)
リンゴ1個が高いか安いかはともかく、1個1個に感謝をして食べなければ、農家の方にもリンゴにも悪いことを改めて感じました。
作業は、調子に乗ってくるとパキッって切って、ボトッと落ちる。パキッ、ボトッ、パキッ、ボトッで軽快に進んでいき、気持ちいいですが、ときどき同じくらいの大きさの実が並んでいて、どちらを残すか迷ってしまうことがありました。
さて、こちらのリンゴ畑のご主人とは、偶然にも私の笛を通じてお知り合いになることができたのですが、作業をしながらもいろいろとお話をしていただきました。
その中で一番心に残っている言葉は、
「自分のつくるリンゴの美味しさは誰にも負けない」
その気持ちでやっているという気迫でした。
春から、いやその前の年から手塩にかけて育て世話をしてきたリンゴの木は、それこそ子供のように思っているかもしれません。そんな大事なものを私達にも触れさせて任せて頂けるのですから、強い気持ちを持ちながらも、寛容な気持ちも持っていなければできないと思いました。
ねずみやもぐら、カラスに様々な病気、そして近年の異常気象。リンゴがしっかりと成熟して出荷するまでの障害とか不安要素は数えたらきりがありません。とりわけ気象だけは人の力だけではどうにもなりません。
そんな状況の中でも、「誰にも負けない」ものを作るために労を惜しまない。
季節に追われる作業、今日やるべき仕事を全力でやる。
繰り返しになりますが、大自然を相手にする農業は、強い気持ちと寛容な気持ちが必要だと思います。
決められた期日に決められた仕様と品質のアウトプットを求められることが常識な他の産業と比べ、農家の方には「人事を尽くして天命を待つ」といった心の広さを持っているのかなと、本日の作業を通して実感したのでした。
さて、後は秋の作業、そして収穫もお手伝いし、年末には自分が関わったリンゴを丸かじりすることが夢です。