=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

2009年06月28日 | 【お出かけ】木のむくまま
本日は、夕方から蛍を見に出かける。

隣町の辰野町は、全国でも有名な蛍の町。そのお祭りはすでに61回目だった。



午後8時、木の陰にいた1匹が光る。

子供たちはにわかに騒ぎ出す。

すると、あっちの草むらからも、こっちからも光が発せられる。


知らない間に、無数の蛍が夜の湿原を舞っている。


こんなにたくさんの蛍を見たことはない。

生まれて初めてだ。


でも、どんなにたくさん蛍がいても、その光はとても弱弱しくぼんやりしている。
決して人工のものとは違うことがわかる。
その謙虚さとゆらぎの光は、いつまで見ていても飽きがこない。
でも、同時に儚さも感じてしまう。
それは、蛍の成虫が一週間かそこらしか生きられず、食べ物を食べず水だけでその時間を終えることを例え知らなくても、感じられると僕は思う。


みんなが口々に言う。

「すごい!」

老いも若きも、みな蛍の幻想的な光を目の辺りにすると、一様に「すごい」と漏らしている。
都会のギャル語?「やばくねー」(=「すごい、とてもいい」)は聞かれない。

こちらの地域までその影響が及んでいないのか、はたまた人間は本当にきれいなものを見たときには、「すごい」という正しい言葉を使うのだろうか?

蛍は毎日1000匹ずつ減っていくそうです。

今日は4000匹くらいとの発表でした。

明日は、あさっては?

コメント (2)
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