=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

情熱経営フェスタ2009

2009年09月09日 | 【日記】いろいろ
今このときも、きっと眠らずに明日の準備を、最終確認をしているにちがいない情熱の戦士たち。

明日は船井総合研究所主催の「情熱経営フェスタ2009」開催当日。


私も縁あって、昨年までこの会社で働くことができ、そしてこのイベントに参画させていただくことができました。

会社で仕事仲間と「泣く」ことができる。

これはけっしてありふれた経験ではないと思う。
日本全国働いている大勢のサラリーマンのうち、こんな経験をできるのは実はそれほど多くないのではないだろうか
したいと思っても必ずできるとはかぎらない、そんな経験だったと思う。

そんな思い出のイベントです。


明日の成功を影ながら応援しています。

「情熱、サイコー!」

◆情熱経営フェスタ2009公式HP
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収穫の時期到来

2009年09月09日 | 【日記】いろいろ
いよいよ赤く色づき、そのたわわに実ったりんごが大きく枝をたわませています。

今日もいつもと同じようにSさんのりんご園に笛練習をしに行くと、運良くSさんとお会いすることができました。

「いよいよですねー」

なんて話をしていると、今もいだばかりのりんごをおすそ分けして頂きました。
本当にいつもありがとうございます。

今収穫しているりんごは「サン津軽」という早成のりんごで、あと一ヶ月くらいするともっとたくさん植えてある「サンふじ」の収穫時期になるので、そうしたら是非また手伝わせて参らせて頂きます!


その後、品川ナンバーのアウディが似合わない農道を走ってきて停車しました。
中からおじさん達が出てきて、
「ちょっとわけてくれ」
と言ってもぎたてのりんごを買われていきました。

やっぱり頂いた私はラッキーですね。
感謝します!
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「浮浪者になるぞ」 (自主制作のテーマ)

2009年09月09日 | 【師の教え】田中語録
自主制作の準備が始まり、昨日から先生と面談をして自分の製作テーマと製作物を決めていく作業が始まっています。

ここは木工作家やデザイナーを養成する場所でなく、つまり「作品」でなく「製品」を作ることを学ぶ場所なので、「何を作りたいか」でなく、「何を作るためにどんな技術を学ぶか」をテーマにしてほしいと、先生から冒頭に指示がありました。

とは言っても、生徒が23名もいると、興味は人それぞれ、
和家具を作りたい人、その中でも階段箪笥を作りたい人、
小さな椅子を作りたい人、ベンチを作りたい人、
Yくんは、前面がカーブを描いた珍しい箪笥を作りたいと話したところ、
先生に「オブジェか、これは!」というツッコミを受けながらも、
どうにかOKが出そうな気配など、
いろいろなものができそうで楽しみです。

私のテーマは、
将来の独立を見据えて、
「最も売れるものと最も売れないものを作る」
です。

先生から提示された目標製作数は4つ。
その中で、最も売れるものと最も売れないものをいくつか作っていくということです。


「最も売れるもの」
とは、家具の中でも定番で、売れやすい家具です。
これは独立して職人として飯を食っていくためには、まず市場で安定した人気のある商品が作れなくては、やっていけないと思うからです。
デザインとかうんぬんの前に、必要性のある家具ということです。

一方で、「売れない家具」とは、
正確に言うと、あまり売れてないジャンルの家具ということです。
これは、よく売れる家具ばかり作っていても独自性は発揮できないので、
独立する以上、自社の独自性をどこかに見出さねばなりません。
それは今人気のないジャンル、あまり作っている人がいない分野にヒントがあるのではと思っています。

そういうわけで、
まず一つ目の製作物は、家具の定番の「箪笥」。
これは先生から箱物をひとつは作ってほしいという指示もあったためです。
しかし近年は箪笥は各家庭にいきわたり、もしくは収納も多い最近の新築も多いので、大きめの箪笥というよりは小さめの上に物が飾れるようなものにしたいと思います。

そして二つ目の製作物は、
「三面鏡、ドレッサー」
昔の家には三面鏡があったかもしれませんが、今はだんだんと減り便利になった洗面台ですましている人も多いのではないでしょうか?
(統計資料探したいですが・・・)
いずれにしても必需品の家具というものでない三面鏡を2番目にしました。
またこれには、椅子またはスツールもあわせて作る必要があるので、ちょうど椅子製作の経験も積むことができそうです。

それ以降は時間があったらの話なのであまり考えていません。

ちょうど伊那の訓練校が今年で終わりなので、木材の在庫を余らせないためにも、またなかなか大物の家具というのは作るチャンスがないと思っているので、とにかく大きな家具を作るなんてことにチャレンジしてもいいかなと思っています。

そんな感じで先生との面談は終わりかけたのですが、
最後に。

「で、お前は来年の4月からどうするんだ?」

「一旦は修行で就職を考えています」

と答えると、

「求人倍率厳しいからな、しっかり考えろ。
そうしねえと、浮浪者になるぞ」

というお言葉を頂きました。


そうです。気がつけばあと半年。
それまでに進路も決定しなければいけません。
自主制作と同時にそちらも気合をいれていきたいと思います。
後半戦は予想以上に忙しくなりそうです。


→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
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