=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

「ちょっとした手間隙をかけろ」

2009年09月16日 | 【師の教え】田中語録
本日の塗装の時間、校長先生のお言葉です。

塗装の前段階として、素地調整、つまり紙やすりによる研磨がのちのちの塗装の出来具合に大きな影響を与えます。
そのためにみんな必死に紙やすりをかけていますが、実は必死にやればやるほど平らな面が傾いてしまったりしてだれてしまいます。

それを防止するために、研磨する材よりも少し狭い幅の木っ端に紙やすりをまいて削ると平らに削れるそうです。

この「木っ端を探して巻く」
という一手間が、いい製品を作るには大事だということです。


家具を買ってくださる方の中には、目の肥えた方もいらっしゃれば、家具に対して、言葉は悪いですが素人の方もいらっしゃいます。

たまたま、家具を買ってくださる方が素人であればあまり細かいところは指摘されないかもしれませんが、製品を作るときは、いつもあくまで「プロのお客様に見ていただく」気持ちでやらなければ上達しないとも教えていただきました。

常に高みを目指していきましょう。
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