=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

かっこいい、シュール!「四大浮世絵展」

2009年09月28日 | 【お出かけ】木のむくまま
こんなにかっこよくてシュールな人物がいたのか!

私は今まで「写楽」について何も知りませんでした。

実は写楽というのはペンネームで、作者が誰なのかわかっていないのです。(いろいろな研究による説はありますが)

当時の浮世絵界に忽然と現れるやいなや、わずか10カ月間に、150点あまりの大量の浮世絵を制作した後に、これまた忽然と消えてしまった。

そして現在に至る今でも、その正体がわかっていない。


そんな浮世絵師がいたんですね。

きっといろいろな事情もあったかと思いますが、それにしてもかっこよすぎます。
なんだかんだで足がつきそうな現代にはないミステリーというか神秘性を感じます。

■東洲斎写楽

■葛飾北斎

■歌川広重

■喜多川歌麿


浮世絵の4大大御所の作品を拝見できる貴重な展示会でした。


水野美術館「四大浮世絵師展」
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「こんなに計算しつくしていたのか!」東山魁夷館

2009年09月28日 | 【写真】一本の木
信濃美術館と隣接していました。

私は美術には疎いですが、あの有名な「湖面と林、そこに一頭の白馬」というと思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。

前述のとおり、私は美術に疎いですが、芸術というと「インスピレーション」でババッっと描くイメージがありますが、東山さんはそれと正反対。
もちろん芸術家の方々は凡人の見えないところで、緻密な計算に基づいて描かれていると思うのですが、それにしても東山さんの下絵はすごかった。

唐招提寺の大きな画を描くときなんか、10メートル以上の画に対し、方眼を引いて、しかも浜に打ち寄せる波のバランスを研究し調整しておられたのです。

きっと東山さんの目には、大きなキャンパスに映るすべての波の、いちしぶきさえも頭に入っていたのでしょう。
こうした積み重ねでできていたんですね。


自分の作る箪笥の部材の寸法もまだ完全に頭に入っていない私は相当反省です。

◆東山魁夷館HP

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