2009年12月27日
「長く使える家具を作ろう」
なんて考えるなら、一番長く使われている木を見なければということで、世界最古の木造建築という法隆寺も訪ねました。
木でできた一番古いものといえば、世界に他にもさまざまな道具があるでしょうが、「使われている」という意味では、そのような木の道具はおそらく博物館で温度管理され手も触れられずに大事に丁重に保存されているでしょうから、該当しません。
一方法隆寺は現在も建物として機能し雨露をしのいでくれているわけですから「使われている」わけです。
しかし、法隆寺もそのすべてが当時のままというわけではありません。
回廊の柱を見ると、当時のままの柱と修理で新しくなった柱があります。
◆当時のままと言われる柱
◆近づいてみると。1400年以上の風雪をしのいだ跡がうかがえます。
◆取り替えられた柱
法隆寺が建立から1400年以上も経た現在でも、
こうして我々の目の前にその姿をとどめていてくれている陰には、斑鳩大工といわれる、先祖代々長きにわたって法隆寺を見守ってきた宮大工の方々のご苦労があったそうです。
その最後の宮大工と言われたのが、薬師寺のページでもご紹介した西岡常一さんです。
木を長く使うためには、作り手、使い手、そして直し手(作り手かもしれませんが)の力も必要なんですね。
そんなことを感じました。
◆補修された柱
◆なんだか気に入った響き、世界最古の木造建築のお寺にあった「日本最古の食堂」
◆聖徳太子が書いたお経の中から抜粋された漢字
太子と同じ漢字を我々も書いていると思うと不思議な気持ちです。
「長く使える家具を作ろう」
なんて考えるなら、一番長く使われている木を見なければということで、世界最古の木造建築という法隆寺も訪ねました。
木でできた一番古いものといえば、世界に他にもさまざまな道具があるでしょうが、「使われている」という意味では、そのような木の道具はおそらく博物館で温度管理され手も触れられずに大事に丁重に保存されているでしょうから、該当しません。
一方法隆寺は現在も建物として機能し雨露をしのいでくれているわけですから「使われている」わけです。
しかし、法隆寺もそのすべてが当時のままというわけではありません。
回廊の柱を見ると、当時のままの柱と修理で新しくなった柱があります。
◆当時のままと言われる柱
◆近づいてみると。1400年以上の風雪をしのいだ跡がうかがえます。
◆取り替えられた柱
法隆寺が建立から1400年以上も経た現在でも、
こうして我々の目の前にその姿をとどめていてくれている陰には、斑鳩大工といわれる、先祖代々長きにわたって法隆寺を見守ってきた宮大工の方々のご苦労があったそうです。
その最後の宮大工と言われたのが、薬師寺のページでもご紹介した西岡常一さんです。
木を長く使うためには、作り手、使い手、そして直し手(作り手かもしれませんが)の力も必要なんですね。
そんなことを感じました。
◆補修された柱
◆なんだか気に入った響き、世界最古の木造建築のお寺にあった「日本最古の食堂」
◆聖徳太子が書いたお経の中から抜粋された漢字
太子と同じ漢字を我々も書いていると思うと不思議な気持ちです。