=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

作業日報 「ドツボとは、まさにこのこと」

2009年12月16日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(田舎箪笥に前板をはめるとこんな感じです。もっと綺麗になりますよ。)

■2009/12/16

Ⅵ 加工

・妻板、向板の機械加工 2h
・妻板の欠きとり 1h
・向板3の作り直し 1h

計4h

向板の切りすぎた場所を埋めるために切り取った箇所をさらに誤って切ってしまいました。

簡単に言えば、ミスを埋めるためにさらに大きなミスをしてしまったということです。

こういうことを、「ドツボにはまる」と言うのでしょうか。

とりあえずショックです。
しかも、後のミスのほうは、結構基本的なミス。「丸い鋸が回っていることを完全に忘却していました」
本日は、小さな振り返りがたくさんありますが、
そのすべてがミスの防止につながります。

※マイター定規の定規になっている当て木ははガイドまで届くように留めなおす。(→横着すると板が不安定になる要因)
※マイター定規の定規についているビスの跡のヤマをきちんと平らにしてから留めなおす。
※マイター定規の角度を確認する。
※変更された墨は、確実に消す。(変更前の墨が残っていたのが本日のミスの要因)
※向板の胴付きを横切りで切るとき(あまり正確でなくてもいい場合)など、刃の高さを捨て板などに残しておくと便利。
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作業日報 「すっかり忘れてた」

2009年12月16日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(底板削りの鉋くず。やわらかいシナの木で削りやすいのですが、やっぱり疲れます。)

■2009/12/15

Ⅵ 加工

・底板の荒仕上げ削り 2h
・前板の段欠 1h
・妻板、向板のサイズ切り 1h

「向板の胴付は、妻板を挟んで切るんだよ」
Yさんが言ってくれたときには、時既に遅し!
「そうだったー」
もう一度、整理箱づくりのときのプリントをしっかり復習しなければいけません。
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作業日報

2009年12月14日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(Oさんのテーブル。樺の木目もすばらしいですが、塗装した紫檀の色も目新しいですね。)

■2009/12/14

Ⅴ 木作り

・底板のはぎ 4h

計4h

約70センチの幅の板を作るのに、平均7枚くらいの板をはいでいきます。
しかも、一度にはぐと反りが激しくなるので、2分割して行っていきます。

「木」に「反る」と書いて、「板」。
とは、どこかで見た常套句。
でも、なかば「板は反るもの」と考えてはいでいかないと気が持ちません。

どうにか本日中にはぎ終わることができました。
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「しょんべん婆さんの登場」 遠山郷の霜月祭り

2009年12月13日 | 【お出かけ】木のむくまま
「千と千尋の神隠し」のモデルになったというお祭り。

あえて簡単に言わせて頂くと、
かまどを作ってお湯を焚き、神々が湯治に来られるのを迎えるため、一晩中踊っている。

そんなお祭りです。

私は外でやっているのかと思ったら、実はかまどを焚いているお祭りの会場は神社の社の中でした。
だから
「早く行かないと中に入れない場合がある。」
そんな情報を地元で仕入れた私は急いで神社へ。

でも、
一番のメインである、お面をかぶった踊りは夜中の3時ごろという。


結局
11時から3時まで寒~い車の中で仮眠し、
3時から4時過ぎまでお祭りを見物していました。

しかし、
先ほども書いたとおり、かまどを焚いているのは社の中。

煙くて煙くてたまりません。
さらにはあふれんばかりの人が詰まっていてごった返しているので結構ハードです。

お祭りは、
神楽が中心なのでゆったりとしていますが、

途中途中で、おしくらまんじゅうみたいなものをやったり、
お面をかぶった人が人ごみに背中からの馬飛びのように飛び込んでいったりする場面もあり面白かったです。


中でも私が気に入ったのが、
「しょんべん婆さん」


周囲から、
「やーい、しょんべん婆さん、しょんべん婆さん」
と囃し立てられるのですが、
婆さんの手に持った葉っぱで叩かれるとご利益があるらしく、
みんなの頭をバシッ、バシッと叩きまくっていきます。
しかも結構まじに。
(ほっかぶりをした婆さんが叩いています)


いずれにしても、
地元衆が老いも若きも、みんな楽しんでいたのがよかったです。

「祭りは地元衆が楽しんでなんぼ」
が私のポリシーで、
観光客のほうに気を使い出したら、単なる観光イベントになってしまうと思うからです。

私のふるさと房総は夏祭りがメインですが、
薪を囲んでの冬のお祭りもいいなあと思いました。
コメント (2)
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作業日報「パズル」

2009年12月11日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/12/11

Ⅴ 木作り

・底板づくり (18ミリ厚の2分割、板はぎ)5h

計5h

18ミリ厚の板を2分割して6ミリ厚の板を2枚作るのですが、昇降盤での作業が刃が近く結構緊張します。
しかし、しっかりと毛引きをひいてセットすると、厚みは狙い通りになりました。

意外と大変だったのは、板の組み合わせです。
反りのある板から最大限の厚みを確保するために、できるだけ細かく割った板を並べます。
幅、木目、裏と表、カビや傷の有無などを組み合わせるのがパズルのようで、好きな人は好きかもしれません。

そして、また、はぎへと続くのでした。
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12月のハガキ

2009年12月10日 | 【日記】いろいろ
今月はこんなデザインです。

あー、それよりも早く年賀状の準備をしないと・・・
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下仁田ネギの収穫

2009年12月10日 | 【日記】いろいろ
よくわからんまま、名前に惹かれて買った下仁田ネギの苗。

植えたのが夏前だったような。

半年くらい経ち、どうにか枯れずに成長してくれました。

ネットで見ると、そろそろ収穫時期らしいので、掘ってみましたが、

はたして、

「下仁田ネギってこんなんでしょうか?」

自信がありません。

しかも横はまったく結球しなかったが白菜。
かなりまとまりがなく、収拾のつかない状況の白菜のはっぱです。


それにしても下仁田ネギって15ヶ月、一年以上も収穫にかかるんですって。
だから私の掘ったねネギは、去年の夏ごろに植えられたものなんだね。
かなり手間と時間のかかるものなんです。
だからきっとおいしいはず。

丸太にして焼いて食べます。。。
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南アルプスを背に

2009年12月10日 | 【写真】一本の木
伊那市(長野県)
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作業日報 「美人、イケメンに惑わされるな」

2009年12月10日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(クラスのみんなの製作物も、だんだんと板だったものが組み立てられ、立体になってきました。原野にビルがポツポツと建っていくようです。)


■2009/12/10

Ⅵ 加工

・前板の仕込み(2段) 1h

Ⅳ 木取り

・抽斗の木取り 2h

Ⅴ 木作り

・抽斗の木作り (丸ノコ、バンドソー、手押し鉋、自動鉋まで)4h

計7h

「いい板とは、きれいな板ではない」

今日は木取りをはじめるにあたって、先生が「いい板を使っていいよ」と言われた。
そして木取りをチェックしてもらうと、
「いい板とは、きれいな板ではない」と言われました。

私の抽斗は、ベタ底と言って抽斗の底が平らな仕様のため、抽斗と同じ大きさの広い板を作らなければいけません。そこで板を2枚に割ったりしながら作るわけですが、なにしろ板の反りや捩れがあると非常に困難になります。
狂いが少ない柾目の板で、反りや捩れがないものが、先生のいう「いい板」だったのですが、私の持ってきた板は(もちろん反り捩れも確認はしたのですが)汚れのないきれいな板だったのです。
きれいだと鉛筆で墨は入れやすいし、なにしろ気持ちいいですよね。
人間に例えても、美人やイケメンのほうに目がいっちゃうじゃないですか。
でもそこに誘惑されずに、本当にいい板をつかむことができるか。
これは結構簡単なようで難しいです。

※底板は、反りの少ない柾目で
※自動鉋では、厚みに余裕があれば両面交互にやることで一方への反りを緩和できる
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作業日報

2009年12月10日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/12/09

Ⅵ 加工

・前板の仕込み(3段) 4h

計4h
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