昨日は水をためていたバケツに薄氷、金魚のバケツには氷なし。水草のためか金魚の体温か?今朝はどっちも厚氷、はい絶食決定です。
「生誕150年記念 藤島武二展」に行って来ました。ポスターの絵が小磯良平にも似ているなと思ったらあながち間違いでもなかったようで。藤島武二は小磯良平の先生でした。耳の形を藤島が朱で修正した学生時代の小磯の裸婦像がありました。小磯でも修正されるのね。最初日本画を習い油絵を習い黒田清輝の推薦で東京美術学校の助教授に。亡くなるまで同校の指導にあたっています。優秀だったんでしょうね、黒田清輝が手放さなかったからフランス留学が遅れたとか。知らなかったけど乱れ髪の装幀この方だったのね。装幀センスも素晴らしいです。絵はがきも綺麗です。絵はがきと言えば竹下夢二ですが、夢二の女性は女性の情緒が抽出されているようなのに藤島の女性は肉を感じます。素材が東洋なのに西洋画の存在感があるというか。西洋と東洋がうまく融合したようです。
向井湘吾「算額タイムトンネル」読了。
おまかせ数学屋さんでも思いましたが数学者の思考って面白いです。非科学的なことは真っ先に否定しそうなのに、数学以外はおおらか。ないと証明されない以上は、あっても不思議ではない。幽霊もタイムトラベルも否定していませんでした。いいのか。