恋愛小説でも もう とうに使い古されたようなシチュエーションの出来事が別府で起こった
独のりホテルを出て ふらりショットバーへ マスターと23歳のバイト女の子二人でやっている
無垢の分厚い一枚板で出来た欅のカウンターが素敵な 小ぢんまりとした店だった
バイトの娘は 今年大学を卒業後 尾道に就職が決まっている と話していた バーテンとしては
ステアの練習も まだまだだ と言う 小一時間飲んだ後 その娘に お勧めのショットバーを
紹介してもらった いつもの店探しパターンだ 描いてもらった大雑把な地図を頼りに
やっとその店にたどり着いた ながーーいカウンターに オーナー夫婦を含め 男女6人の
スタッフがいる かなり大きなバーだった バーテンダーの中には 美しいアメリカ娘もいた
Ber-left-alone 店内のカウンター席は 客で8割がた埋まって 繁盛していた
オーナーのシェイキングの腕もなかなかのものだった 訊くと 以前大会で優勝の経験もあるそうだ
前置きが長くなった その店で暫らく飲んでいると 隣の席で独り飲んでいた常連の女性が話しかけてきた
それ自体は 別に珍しい事ではない 酒の話 旅行の話で大いに盛り上がった・・・
私がホテルに帰りついたのは 午前4時半を少し過ぎていた