先月めでたく結婚した馴染のbarの女の子から
借りていた本を返したいと
メールが入った
私としては貸す時には返ってこない物として
貸していたので
わざわざ返してくれなくてよい返事をしたのだが
どうしても返したいというので
倉敷の街にのみに出た折に連絡して
返してもらう約束になった
私などに借りを作って置きたくないのかと
何か寂しい心持になった
本を届けてもらった後
呑みに寄ったワインBARで愚図愚図と呑んでいると
なぜか
その店のマスターの好きな映画の話しになった
久々に邦画の時代劇に感動したと教えてくれたのが
最後の忠臣蔵 役所孝治主演の時代劇だ
池宮彰一郎原作で以前NHKで制作放送された事が有る
早速インターネットでレンタルして(便利なものだ)
涙涙で観させて貰った
他の志士と一緒に死ぬ事を許されず後ろ指差されながら
大石内蔵助の忘れ形見の娘を託されて赤子の時から
美しい娘になるまで育て上げ
立派な商家の嫁として嫁がせて果てる侍の話だが
なんとも忠誠心に溢れた切ない男の話でも有る
本当に男(侍)とはおかしな切ない生き物である