エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

永遠の0

2013-02-18 07:09:15 | Weblog
 
最近話題の「海賊と呼ばれた男」百田尚樹著を手にとると
「永遠の0」に続く物語りという帯の謳い文句に
まずは「永遠の0」から読んでみることにした
0とはゼロファイターのゼロ  零戦のゼロのことだが
この作品の冒頭から語られて来たキーワード 「臆病者」
の意味とは なんだろうか? 臆病者と呼ばれた宮部一飛曹
の考え方とは その時代とはあまりにかけ離れた思想だった
何を置いても一番に考えねばならぬ事とは  生き残ること!
それは当時の日本人的考え方ではなかったのだろう
運動性能を向上させるためには脆弱な機体でも良しとする
人命無視 成果至上主義の思想のもとに出来上がった
       (現代の企業でもありがちな考え方だよね)
 当時の世界最強の武器「三菱製零式艦上戦闘機」零戦
 「臆病者」とは上層部のエゴに対する批判ではなかろうか
作品タイトル 永遠の0とは零=無=死を意味するのだろう
古より人は自らの命を無駄にしようとする者に対して
こう語ってきたではないか「死んで花実が咲くものか」と
人は人として何としても生き続ける権利があるのだ
何者かのエゴによって奪われるべきではないのだ
どんなに言い繕ってみても多くの尊い命を奪った戦いは
永遠に0なのだ無意味なのだと
   小賢しい奴らのエゴに踊らされてはいけないのだと
 
 
コメント
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