エバーグリーン (いつまでもあほい)

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今更だけど
人間到る処青山有り  

ALL WAYS 1 開高健

2022-04-07 20:37:25 | Weblog

1990年に刊行された開高健のALL WAYS Ⅰに

今のロシアとウクライナの戦いを

暗示することが書かれていたので

読み返してみた

この章ではアフリカのビアフラについてかかれていたのだが

その一文が興味深いのでコピペしてみる

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ビアフラはその異様な限界を示し、たたかいに

たたかったのだったが、とどのつまり陥落するしかなかった。

これはいい教訓であった。痛烈な明示であった。

何が''解放,,で、何が''叛乱,,であるか。その限界と

質は何によって決定されるか。

北京やモスクワの世界構想にあうかあわないかが

事態の致命部分を決定する。

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今この戦争を対岸の火事として

あたかもテレビゲームのどんぱちのように

TVモニターを眺めている者たちに

現実に起こっている惨状を理解する事は無理である

少しでも知ろうとするなら

開高健の書いた「輝ける闇」か

本書「ALL WAYS」を読んでみて欲しい

これは絵空事を描いたものではないのだ

コメント
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