エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

ラブカはセロ弾きのゴーシュ?

2023-02-28 22:38:15 | Weblog

本屋大賞ノミネートの「ラブカは静かに弓を持つ」

は音楽物だった 

今回はチェロ奏者の話だ

書店員さんは音楽を題材にした小説がお好きのようだ

「ラブカは静かに弓を持つ」を読み始めてすぐに

宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を思い起こす

ゴーシュ()=不器用という意味だ

この作品には生きる事に「不器用」な男が

悪戦苦闘する様子が描かれている

要するに不器用なチェロ弾きの話なのだそれにしても

作者もセロ弾きのゴーシュを下地に書いたのだろう

何故チェロをセロと言ったのかな?

あの本の発表当時はそういった言い方が普通だったのかな?

チェロだったらヨーヨーマだろうと思いついて

唯一持っているヨーヨーマのレコードを聴く事にした

若かりし頃のヨーヨーマの笑顔が可愛いやつだ

プレーヤーに載せる バッハのソナタだ ケネスクーパー

のチェンバロが伴奏で入っているやつだ

読み進めて行くうち 見知らぬ言葉にたどり着いた

(戦慄きのラブカ)

「戦慄 センリツ」と書いてワナナクと読むらしい

今までセンリツとしか読んでこなかったので驚いた

元々は和那那岐弖と書いて=ワナナクだったらしい

それが何故 戦慄くという表記になったのか謎だ

言葉としては知っている(怖さの為に手足が震える事だ)

知らぬ言葉を調べるのは面白い

また本題から逸れてしまった 

学生の頃は先生の授業中の脱線が楽しみだったのを思い出す

物を知ればつい披瀝したくなる 同感である

 

 

コメント
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