淡路島の津名に家人の生家が有ったが
現在は震災で壊れた後火事にもあったせいで
淡路市志築に家を立て直している
その実家を守っていた義兄が先日亡くなって
無人になった実家の片付けにいま奔走しているところだ
男ヤモメでゴミ屋敷と化していたので
片づけも半端な作業ではない
連日淡路市の環境センターに
ごみの持ち込みに車を走らせている
その途中で
目に止まったのは
植村文楽軒墓所だという勝福寺の案内板
淡路島は人形浄瑠璃の発祥地として有名だが
今人形浄瑠璃の代名詞として
文楽(ブンラク)と呼ばれる様になっている
その文楽を近松門左衛門の下作によって演じる
一座を築き上げたのが
植村文楽軒だ
植村文楽軒の墓は大阪にある事は知られていたが
生まれ故郷の淡路島にもあったのだ
因みに近松の墓所も兵庫県尼崎市の広済寺に有る
近松はオイラに変な因縁がある
近松門左衛門の本名は杉森信盛で
同姓だしおいらが最初に勤めた会社は
墓のある寺の名と同じ広済堂といった
今回それに加えて
盟友の植村文楽軒の墓が
淡路島の家人の生家近くにあったとはね
偶然奇縁だ
傾城阿波の鳴門(巡礼の段)
トトさんの名は阿波のジュウロベイって台詞が
頭をよぎるなー