鏨師

胃に痛みを感じて　四年ぶりに胃カメラを飲むことになって　今日病院へ
行った　さほどの事は無いだろうとは思っていたが　あまり気持ちの良
物ではない　待ち時間に最近買ったばかりの鏨師　平岩弓枝さんが
１９５９年に第４１回直木賞を受賞した作品で１２月に新装短編集として
刊行されたものを読み始めた　女性作家の作品を続けて読むのは初め
てかもしれない　
鏨師に関しては　筆跡を見れない活字にあっては女性を感じる処は
まったく無い　山本周五郎の作品と言われても気づかないだろう
御宿かわせみなどテレビドラマで馴染のある作家なのだが　今まで
まったく読んだことの無い作家だった　これといってあまり特徴のない
文章だったが　鏨師という職業が興味深く　面白く読めた　しかし　
わざわざ女性作家を選んで読んだ意味は　あまり無かったかも知れない　
胃カメラの診断は やや胃が傷んでいる程度で たいした事は無いとの
事　先ずは正月前に安心した　まだまだ飲んで大丈夫そうだ
　帰りに岡島屋酒店のワインコーナーによって早速２本仕入れた