土日の休みをフル活用して
田植えを済ませた
私の田舎は
高齢者ばかりになってしまって
自分の田に自分で田植をする家が極端に
少なくなってしまった
担いてが居なくなって
耕作放棄された田畑も増えてきた
手ばかり掛かって収益の見込めない
稲作に未来はない
担い手で有る跡継ぎの若者は
数十年前の列島改造論の思惑で
都市部に引き抜かれてしまった(私もその一人だ)
高齢者の爺婆だけの家ではいたしかたない
爺だけ婆だけの家も多くなった
限界集落 限界農家だ
そのうち村そのものが消えてしまうのだろう
しかし
我が家は 加勢に来た伯父二人と弟そして従兄弟
私と嫁さんそれに爺婆も加わると総勢8人
今は田植え機を使って植えるので
人手が余るほど
小さな田を数枚の田植えはあっという間に終わる
一種の我が家の祭りだ
見渡せば五月晴に眩しく広がる山の緑
爽やかな風の吹く庭に設えた飯台に
婆の手料理を持ち出して
酒盛りが始まる
久し振りに親族が集まってほとんど宴会だ
この先何度こんな事ができるだろう?
皆この瞬間を慈しむように
俄か百姓を 田舎暮しを愉しんだ
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