ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとずうっとオートバイがいちばん好きだった

火力発電所はすごかった

2007年01月13日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

去年、シフトシャフトのオイル洩れを治したり、ハンドルをセットバックさせたり、そしてついにはバッテリーが逝ってしまったので交換したりと、「乗る」よりも「いじる」方が多かったクロ号(R100RS)。

きのうは日中穏やかに晴れたので、あてもなくのんびりとクロ号を走らせることにした。

国道248号線で蒲郡へ向かって流し、町に入る手前でなんとなく町とは反対方向へ曲がった。

県道41号線。なんとこれいきなり「真っ直ぐ」の道。味気ないが、見た目には単純に気分がよい。

山間を抜けると眼前に西三河の平野がいっぱいにひろがる。

遠くには発電所のものと思われる背の高い煙突が見えた。煙突からは勢いよく真っ白い煙(湯気かな)が、真っ青な空にのびていた。

あそこまで行ってみよう。

この県道41号線はトラックが多いが意外に走りやすく、蒲郡から知多半島方面へ抜けるには都合が良いバイパスになりそうだ。途中、吉良町の横須賀辺り、唐突に名鉄西尾線の踏切があるので、追突には要注意。

矢作側の河口に近い長い橋を渡ると、衣浦海底トンネルの入口にぶち当たった。

発電所はここを左折した方向にある。

2007_0113_01

のんびりと煙突から上がる煙はボクの旅心をくすぐる。あんなにも自由にあても無く彷徨いたいもんだ。

一本内側に用水路があって、高速周回路のような道が伸びていた。

カーブに、ニュルブルクリンクのカルッセルのようなすごいバンクコースがあったよ。(走行禁止だからね)

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真冬なのに普通のグローブでも手がかじかまない、それどころか陽の当たってるほうはほんのり暖かいくらい。つま先はいつもどおりエンジンの熱でやや熱い。

不思議なオートバイだと、つくづく思う。


クロ号(R100RS)の緊急入院

2007年01月13日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

クロ号(R100RS)はもう製造から15年が経っている。

オドメーターもすでに6万キロになんなんとする。

6万キロ、ひと口に云ってしまえばそれまでのことだが、これはもう相当な距離だ。

15年、6万キロ。この間いったいどこをどんな風に走ってきたのか・・・。

ところどころに不具合が出てくるのを、楽しみのうちにして付き合っていかないといけないようだ。

実は今、クロ号はいつものテックモーターサイクルさんに入庫している。

きのう(1/12)走りに出た後、いったん家に戻って遅い昼食を済ませ、タンクが空になっていたのでガレージに仕舞う前にガスを補給しておこうと、再びクロ号にうちまたがった。

コックを開け、チョークレバーを一杯に引いて、メインスイッチを入れ、セルボタンを押した。

「ガツッ!」と大きな音がするだけでモーターが回らない。

5分程、スイッチを切ったり、スタンドを上げたり、リアタイヤを回したりといろいろやってみたが、素人の手におえない部分でのトラブルのような気がしてきた。

テックさんに電話すると快くすぐに引き取りに来てくれた。

「セルモーターのブラシの磨耗か?」と思われたが、開けてみると、なんとマグネットの剥離だった。万事休すだ。

92年製のクロ号にはフランス製のヴァレオのセルモーターが付いているが、マグネットがボディに接着剤で貼りつけられていて、今回、4個あるマグネットのうち3個が剥離していた。

3月に購入以来、最初の1年2年は手を入れるとこも多いだろうとは思っていたが、実際セルモーターが逝ってしまうとはね。

しかし、このセルモーターのマグネットの剥離は、よくあるトラブル(構造上、経年劣化は免れない)なので、所謂「想定の範囲内」ってとこだ。

セルモーターは結局、交換なんだけど、テックさんのすすめでオーバーホールしてもらうことにした。

ついでなので、もう一つのトラブルポイントであるダイオードボード(レクティファイアー)のゴムブッシュとアース線の点検もしてもらう。

じつはこの休みの前にタイヤを注文していたんだけど、それどこじゃなくなっちまったね。