ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとずうっとオートバイがいちばん好きだった

屋根のないクルマ≒オートバイ

2009年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、新聞の広告欄に載っていた本が気になって

この週末に、自動車(オートバイ)関連の本に強い書店を訪ねてきた。

三樹書房から発刊されている本なんだけど

このマニアックな版元の新刊が配本される書店はそうはない。

モーター関連の新刊書は三河なら安城の夢屋書店がベストだ。

行楽地に向かうクルマの列にのまれてノロノロと銀ジィ(R100RS)を走らせた。

はたして夢屋には目的の本が陳列されていたよ。

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「ロードスターと旅に出る―この車を相棒にしたからには、一度はやってみたいこと」

三樹書房刊 ISBN978-4-89522-535-9

著者は中村 淳  小説家だと云うことだが、すみません存じ上げません。

ロードスター、とは勿論ベンベとかハーレーのではなく

マツダさんのスポーツカーだ。

著者の中村さんがある初夏の日々に北海道をツーリングした記録を本にしている。

中村さんはロードスターのオープンにこだわっていて

そのやせ我慢具合は、ボクたちオートバイ乗りと良い勝負ができるほどで、

雨に濡れながら走り続けるダンディーさ加減にしびれる。

読んでいて、何で彼がクルマなのか、歯がゆくなる。

「中村さん、コッチにいらっしゃい」

「あなたは間違いなくコッチ側の人間でしょ?」

        〇

フェリーに揺られながら、船倉にあるロードスターを思って眠りに着く、

なんてロマンチストなんだろうねー。

でも、中村さんも書いていたけど

「足ではなくて、相棒になってくれる車」は「昨今、稀有である。」

本の中では日産のフィガロやパオ、光岡のビュート、旧ビートルや旧ミニなどを

そんな「相棒」車に挙げていたけど

ボクはラシーンや旧フォレスターも良いなと思う。

それにしてもこんなに自動車メーカーがあって

こんなにも車種が多いのに

クルマもオートバイも、なんで売れてないとか云うんだろうねー。

一体全体何台売れないとご飯食べていかれないの?

        〇

買い物客でごった返す道の駅で銀ジィ(R100RS)を停めて、缶のコーヒーを啜る。

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間違いなくコイツは「相棒」だなー。

銀ジィ:「早く帰ってホイール磨いてくれよん!」

ボク:「わかった、わかった、じゃ1発で始動しろよん!」

なんてね

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