ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

言葉にできない ”コッ”

2020年11月11日 | R100Trad (1990) クロ介
テックモーターサイクルから電話

「できました」


なんか気持ちの整理もすっきりつかないうちに

真っ黄ィー黄ィーのボクサーツインはボクのところへやってきた



不思議なのは家に帰ってくるまで

なんだか、きーくんがかわいくて、隣にとまったクルマの人たちに

「みてみて」って感じがした

なーんだ、黄色、気に入ってんじゃん


なかなかエンジンが温まらなくて止まるたびにストールしそうだったり

ウインカースイッチが、この辺だろ、ってとこのもうちょい下だったり

ペダル操作のたびにシリンダーに突っかかったり

久しぶりだと相当な違和感

こんなに、だったかな、とか感じる


でも、ミッションのタッチはBMW

短いストロークでスコっと入る

いや、スコっ、ていうか、カツ

いや、カツって言わないな、

コツ・・・カ・・・違うな

コト

「コッ」かなー

この感じは言葉にできない

あれは他のどのメーカー、どの時代のオートバイにもない感触

エアヘッドのボクサーツインを経験する価値はこのミッションの感触にあるかもしれない

いや、価値のうちのひとつだ



臓器が出ちゃってる、て感じの水平対向シリンダー

左はちょっと前についてる

左右180度の位相でピンがずれている分シリンダーもずれている

おもしろいのはその分右のステップも少し後ろにずれている

右と左のステップがずれている


ツインプラグのエンジンには初めて乗ったけど

乗ったとたんにトルクアップを感じ取れる

回転の上昇も早く軽やかで

4000rpm上限と決めて(ちょっと慣らしをしてねと言われたので)いたが

4000なんてあっという間に超えてしまう



ヤフオクで落としたパニアステーを付けて

2型のインテグラルケースを取り付けてみた

リアウインカーが改造されていたのでちょっと干渉してしまった


さて、ノーマルに戻すか、ステーを短縮するか

しばらくこの繰り返しになりそうだけど

テックさんは気持ちいいくらい良心的で

ノーマルパーツも改造パーツも外してあるものはすべて引き渡してくれた


黄色もなんだか愛着湧いてきたし

しばらくは乗ってみて考えることにするか