アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

澤田瞳子著「星落ちて、なお」

2022年01月15日 | 読書三昧


不世出の絵師「河鍋暁斎」を父に持ち、兄(暁雲)との葛藤に悩み、激動期(関東大震災を含む)を生き抜いた女絵師(河鍋暁翠)の一代記。

第165回(2021年上期)直木三十五賞受賞。別冊文藝春秋2019年7月~21年1月号連載。321頁。

目の痛みがやわらぎ、1回5~6頁の読書を繰り返すことで、ようやく(4ヶ月かかったが)読了した。

正直のところ、こうした絵師(暁斎)の存在すら知らなかったが、残された絵を拝見するに、文字通りの「鬼才」だと思った。さぞ、その娘としては、数々の葛藤に苛まれたのではと推測する。

蛇足:直木賞審査員の寸評
北方謙三~「言葉をさまざまに費して評する必要はなく、描かれた人物がそこここに立ちあがり、時が流れる。新しくはなく、しかし連綿と続いてきた物語の強さを持っている。だから、古くもならないだろう。この作者は、物語の端緒から、筆が躍る傾向があったが、今回は驚くほど抑制された筆だった。」~「直木賞のすべて」から拝借しました。

 

 

 

コメント

ほぼ何でもOK!

2022年01月15日 | ドラミング

米軍由来の感染爆発が続く「マンボウ」地域だが、米軍属の(基地外への)外出制限も言わば穴だらけで、実質的にはあってなきが如きものとなっていると、本日付けのしんぶん赤旗が伝えている。

 

 

この報道の根拠となっている在日米軍司令官の指示書がこちらにあります。

 

 

 

コメント