「毎日新聞」2023年1月~24年5月連載、上下巻785頁。
直木賞受賞作「悼む人」の印象を一変させる幕末の青春群像を描いた大作。
物語~激動の幕末の伊予松山藩。戦を厭う娘ヒスイ、医の道で人を助ける救吉、若き武士辰之進。霊泉の湧く故郷を守るため、若者たちが立ち上がる・・・。
天童氏初めての時代小説とかで、同氏独特の静かな筆到はどこへ行ったかと思わせるエンタメ小説に仕上がっている。あるいは、初めての新聞小説という側面があるのかも知れない。
とは言え、ヒューマンな物言いは氏独特のものだ。
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