自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

☆「顕著な大雪」金沢 庭先をアート感覚で眺めれば

2022年12月23日 | ⇒トレンド探査

   金沢が大雪に。強い冬型の気圧配置の影響で北陸は降雪が強まり、自宅の庭先は30㌢ほどの積雪になっている=写真・上=。午前10時ごろ、自宅前の市道を除雪車が行き交っていた。金沢地方気象台は午前8時16分に「顕著な大雪に関する石川県気象情報」を発表し、短時間に大雪が降り、大規模な交通障害が発生する危険性が高まっていると注意を呼びかけている。気温は午前10時でマイナス1.2度だった。

   あす24日朝にかけてさらに積もり、加賀地方の平野部で60㌢、山沿いで100㌢、能登地方の平野部で30㌢、山沿いで60㌢と予想している。クリスマス寒波になりそうだ。

   きょうの雪は風をともなう吹雪だ。自宅周辺を見渡すと、ちょっとした雪のア-ト作品がある。まるで、「雪自転車」だと思った=写真・中=。粉雪が風に舞って、玄関前に置いてあった自転車が丸ごと雪に包まれた。もともとは赤色の自転車なのだが、雪でペインティングしたようになっている。そして、ご近所の外壁を見ると、雪がまだら模様に貼りつき、まるで壁面アートのようだ=写真・下=。下には拙宅のツバキの雪囲いなどがあり、手前が立体、バックが壁面の芸術作品のようだと思った。

   「なんでもアート」と見てしまう感覚は、足しげく通った奥能登国際芸術祭(珠洲市主催・2017年、2021年開催)に影響されているのかもしれない。身近なテーマや日常の風景に加飾を施すことで、芸術作品のように見えてくる。インドの作家スボード・グプタ氏の作品「Think about me(私のこと考えて)」は衝撃的だった。能登の海岸に流れ着いたプラスチック製浮子(うき)やポリタンク、プラスチック製容器などのごみを集めて創った作品で、大きなバケツがひっくり返され、海の漂着物がどっと捨てられるというイメージの作品だった。

   やっかいで除雪も大変な雪なのだが、アートとして眺めるとそれはそれで楽しくもある。

⇒23日(金)午後・金沢の天気    ゆき 

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