けさから風が吹き荒れている。最強・最長の寒波が再びやってきた。ウェザーニュースWeb版(17日付)によると、きょうから冬型の気圧配置が強まり、19日にかけて強い寒気が流れ込む。寒気の影響は長く続く見込みで、日本海側では三連休にかけて断続的に雪が強まる。寒波による大雪に警戒を呼びかけていて、北陸や東北の平地では20日夜までで内陸の地域では100㌢以上の雪が降り、山沿いの多いところでは150㌢以上の積雪の増加が見込まれている。
国交省北陸地方整備局と新潟地方気象台、高速道路会社「NEXCO東日本」はきのう16日午後、共同会見を開いた。気象台の説明では、今回の寒気は今月4日から北陸地方に大雪をもたらしたこの冬一番の寒気と同じ程度の強さで、23日までの1週間ほど居座る見込みという。 17日夕方からの24時間に降ると予想される雪の量は新潟の山沿いで最大70㌢で、その後も雪が続く見通し。北陸地方整備局とNEXCO東日本は、大雪の際には道路を通行止めにする可能性もあるとして、最新の情報に留意し不要不急の外出を避けるよう呼びかけた。また、金沢地方気象台は大雪による交通障害や高波、着雪、雪崩、落雷、竜巻の突風などに注意を呼びかけている。
国交省金沢河川国道事務所と中日本高速道路は、雪の降り方によっては車の立往生を防ぐために予防的に通行止めを行う可能性があると発表している。通行止めの可能性があるのは、石川県内の「のと里山海道」の徳田大津インターチェンジと穴水インターチェンジの間、国道8号の加賀市の熊坂交差点から福井県にかけての3.4㌔の区間、北陸自動車道の県内すべての区間など。通行止めを実施する可能性が高まった場合、1日前に呼びかけを始め、3時間前には通行止めを実施する時間帯や具体的な区間を決めるとしている。(※写真は、能登半島の積雪の道路側溝にはまり動けなくなった大型トラック=今月7日撮影)
石川県は災害対策本部連絡員等会議を開き、被害発生時の連絡体制を確認。水道管の凍結防止対策なども呼びかけた。去年元旦の地震では輪島市の朝市通り周辺の240棟が焼損した。このとき、水道管の凍結が原因で消火栓が断水状態となり、火災が広がったとされている。
再びやってきた最強・最長の寒波でこれから1週間は緊張が続く。
⇒17日(月)夜・金沢の天気 ゆき
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