待ちに待った待望の新米、そのふくよかな香りに食欲が進む。
魚を食べるには、お米のご飯が何よりも合う。
パンではこうは毎日食べられない。洋食も作れないし。
長年の習慣だからご飯がいい。ご飯に合うおかずしか作れない。
ご飯は朝晩その都度炊く。お米は二日に一回、4カップづつ精米する。
美味しく食べるためには、労を厭うことはない。精米機ももう10年よく
動いてくれている。
お米は新潟の知り合いから、コシヒカリをわけて貰っている。
年二回、秋・春に60kgづつ玄米でまとめていただく。
風通しのよい冷暗なところは、縁の下よりほかにない。
まとめ買いしていてよかったことがある。震災のとき、まったく慌てずに
すんだこと。備えあれば憂いなし」を実感する。
もう一つよいことは、その都度買いに行く煩わしさがないこと。これは助かる。
食に関わることには時間を惜しまない台所主夫だが、やはり時間は惜しい。
食料の買い物は週2回でなるべく済ませるようにしている。
魚は週末の金土、野菜は水曜日に決めている。肉は時々買う程度。
魚は卸市場へ、野菜は農家の直売所へ買いに行く。
その時あるものを買い、買ったものでメニュー・献立を考える。
食べたいものをその都度買うことはしない。あるものを食べる主義。
新米に切り替わる頃、我家にたた一本ある夏みかんの木に、みかんが色づき
始める。磯菊が咲く。