(旧)東京で陶芸体験!陶芸教室/森魚工房(練馬区大泉学園)

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思索の座

2021-09-08 07:33:16 | Weblog


トイレは、思索の場。
男子も、おしっこのときもあわてないで座って、少し考えをめぐらしてみましょ。


これ、いい本ですよ。
一回座るごとに、世界への理解が深まっていきます。
この日は、四つの化学結合とファンデルワース力の正体をゲットしました〜。
で、
コラム「mRNAワクチンって?第3話」(次回、最終回)

さて、いよいよ本題のmRNAワクチンだ。
ここで重要なのが、コロナウィルスが体内に格納しているのは、DNAではなく、RNAだという点だ。
遺伝情報は、必ずしも高度なDNAではなく、RNAの一重らせんの形でも事足りるのだ。
DNAという素晴らしく完璧なアイデアが生まれる前、古代世界に生きる先達はRNAによって情報を後世に伝えていたのだよ。
そんな名残なのか、コロナウィルスは自らの情報をRNAの形で保存しているのだった。
そのゲノムを読み取った人類は、それを逆手に取って、コロナ撃滅の反撃に出たのだな。
日々、報道などで目にするコロナウィルスの姿を思い浮かべてほしい。
ころりと丸いボディに、「スパイク」というトゲトゲが飛び出している。
この突起は、コロナウィルスが生物に取り込まれようとする際に、相手の「レセプター」という受容体と噛み合わせるためのジョイント部だ。
要するに、人類の体内の細胞にコンセントがあり、ウィルスのスパイクは、それにぴったしと合うプラグの役割を果たすわけだ。
このタンパク質製の小パーツ(スパイク)の構造をコピったmRNAこそが、mRNAワクチンなのだった。
さて、「コロナウィルスのスパイクパーツの遺伝情報」を、きみの体内に注射するとどうなるか?
細胞深部に浸透したmRNAは、リボソームに働きかけ、tRNAにアミノ酸をタンパク質の形につながせて、スパイク(つまり、コロナウィルスの無毒な一部)を作成し、体内に解き放つ。
対してきみの体内の免疫機能は、この異物を排除しようと襲いかかる。
スパイク自体にはなんの害もないので、人類は罹患することもなく、この対決(練習試合)にあっさりと勝利できるのだった。

つづく

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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mRNAワクチン

2021-09-08 07:33:16 | Weblog


かっこいい腕〜。
ワクチン二発目、打ったった〜。
ルーシー・リーのTシャツ、かわいい〜。
三日前に先行して打ったよめはんが、最高値39、6度、アベレージ38度で三日間苦しんだんでどうかと思ったけど、一晩たっても全然副反応なしでした。
んなわけで、
コラム「mRNAワクチンって?第2話」

RNAの前に、まずはDNAのシステムをおさらいしておこう。
DNAは、四つの文字(塩基)によってその生命体の遺伝情報が書き込まれた二本のひも状分子で、おなじみの二重らせん構造に絡み合っている。
片方のひもに書かれた文字列は、もう片方のひもの対面の文字列と対になっているので、二本をほどき、それぞれに対応する塩基を新しくパズルのように当てはめていけば、文字列を新たに複製することができる。
そうしてコピーをつくることで情報を保存し、自らを収蔵して便利に動きまわれる生命体そのものを組み立て、維持し、子孫(遺伝実体のコピー)にまで情報を連綿と受け継がせていこうというのが、DNAの企てなんだった
生物は、DNAの指令によって行動し、遺伝情報を伝えるために次の世代をつくらされているに過ぎない存在なのだよ、ちょっとこわいね・・・
ま、それはさておき、肝心のRNAだ。
RNAは、DNAの文字情報を「実体」としてつくり上げるために働く、コピペ係と言っていい。
まずこいつは、DNAの二重らせんの一部をほどいて、二本の対となっていた文字列をむき出しにする。
さらにその片側にくっつき、欲しい情報(わりと短文であることが多い)を読み取って、対となる文字起こしをする。
この文字は記号ではなく、塩基という物質でできているので、塩基の配列を新たにつくれば、情報のコピーの持ち出しは可能なのだ。
この短い一重らせんの形をしたコピーこそが、m(メッセンジャー)RNAだ。
mRNAは、得たコピー情報を細胞内のリボソームに持ち込み、読み取ってもらう。
すると、t(トランスファー)RNAというやつがアミノ酸をつないでいき、欲しかったタンパク質の形に編み上げてくれる。
噛み砕いて言えば、人体の仕組みを網羅したファイル(DNA)を元に、必要なパーツの設計図をmRNAがコピーして工場(リボソーム)に渡すと、作業員(tRNA)が材料を集めて組み上げてくれる、というわけなんだった。

つづく

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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